雨はもちろん肌寒かったり蒸し暑かったりと安定しない天気は、思っている以上に脳を疲れさせるようです。そして、脳が疲れるとさまざまな不都合が起こると注意を促すのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』著者で鍼灸師ののぶ先生。「うっかりミス」が増えたときには、脳が休憩を求めているサインであると、しっかりガッツリ「ため息」や「アクビ」をオススメしています。
不注意の元
【疲れるとおこる不注意】
忙しくて疲れると、うっかりミス、増えますね。好きな事に囲まれて体を使い切って疲れる分には、そんな不注意をおこすことがない。そもそも疲れて起こすうっかりミスの原因は、脳の疲労が原因です。肉体疲労じゃないってこと。
だから、好きな事で体を使い切ってヘトヘトになっても、意外とミスや物忘れをすることはない。逆に脳が活性化して、意欲が高まったり、仕事効率が上がるなんて言うメリットの方があったりしてね。そんなわけで不注意のもとは、脳の疲労ということ。
【うっかりミスは休憩のサイン】
脳が疲れると日常生活に不都合がたくさん現れます。
- 不安感情
- イラつき
- 対人関係に対する不満
- スケジュールに追い込まれる切迫感
- 物忘れ
- うっかりミス
- 戸惑い
などなど。
脳にゆとりがあると、こうした差し迫ったゆとりのない感情を感じることなく、穏やかに冷静に過ごせるというわけです。こうした脳のゆとりのなさを感じるとき、呼吸が浅く差し迫っていることも同時に起こっているのもポイントですね。
うっかりミスは休憩のサイン。一瞬でもいいので、脳に休憩時間の機会を与えましょう。ほんとはたっぷり休めたらいいのだろうけど、一瞬でも脳を休めようと思ったら、ガッツリしっかりため息をついてあげるとよいです。場所が許せばアクビもよい。
差し迫った浅い呼吸をため息やアクビでリセットすることで、脳の疲労感は一時的に解消されるはずです。頻繁にアクビやため息が出る人は、すでに体の方が積極的に脳の回復と呼吸のリセットを行ってくれているわけです。
【梅雨時は不注意が多い】
特に今年は天候不順が著しい。急なお天気の変化は、実は脳にとても負担をかけます。思考するパートではなく、自律神経などの体内環境を整える系統に負担がかかる。
暑かったり寒かったり、急に雷や豪雨がおこれば、その都度環境に合わせた体調の変化を体内で及ぼします。このときカラダは活動や思考する意欲を奪われることも。
そんなわけで、実は今時分、お天気の影響でうっかりミスや感情不安、物忘れなどがおこりやすい。疲労とは別にこうした不注意が気になるようなら、すべてお天気のせいにしてみると、気持ちは楽になるんじゃないかな。
そんな時にも深呼吸はおススメです。ため息も大事な呼吸法。ひと目を気にせず、まずは体調管理と脳の回復優先で、ため息とアクビ、試してみてください。
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