開催中の東京五輪で26日、卓球混合ダブルスに出場した水谷隼選手(32)と伊藤美誠選手(20)が、決勝で中国代表を下して金メダルを獲得した。日本卓球界では五輪で男女を通じて初の金メダルとなったが、今回の快挙を同じように喜んでいるのが、日本のお隣「台湾」だ。世界一の「親日」として知られる台湾だが、今回の日本卓球「金メダル」に喜ぶ理由は他にもある。日本が中国に勝利したこと、台湾が3位で銅を獲得したこと、元卓球日本代表の福原愛(32)が解説したことなど、台湾でも日本の快挙はいろいろと“熱い”ようだ。
水谷隼と伊藤美誠は「幼なじみ」。“ノーパン”勝利もハグかわされ…
そもそも水谷選手と伊藤選手は静岡県磐田市出身で、同じ小学校の「幼なじみ」。とはいえ年の差は「12歳」もあり、伊藤選手が小学1年生の頃に水谷選手は19歳だった。二人は家族ぐるみで付き合いのある、古くからの先輩・後輩の仲で、お互いをよく知る間柄。そんな二人がタッグを組み、日本卓球界悲願の初「金メダル」を獲得した。
水谷選手は前大会である2016年リオ五輪で銅メダルを獲得するなど、すでに大活躍の人気選手。そんな「お兄ちゃん」の背中を見ながら育った伊藤選手にとっても、今回から始まった卓球混合ダブルスでのタッグと、東京五輪での金メダル獲得は感慨ひとしおだったに違いない。
ありえねぇだろ〜
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) July 26, 2021
今回の決勝戦では、中国に勝利した瞬間、水谷選手からのハグを伊藤選手が「拒否する仕草」をしたように見えたことがネット上でネタ化した。水谷選手といえば「美人局問題」など、過去に女性関係でいろいろ苦労があったことはご承知の通り。金メダル獲得の瞬間とはいえ、伊藤選手の脳裏には「水谷妻」の影がチラついたのかも?といった声は台湾でも聞かれた。
水谷選手といえば、中学1年生の頃から試合中はパンツを履かない「ノーパン」であることも話題に。今回の試合もノーパンだったことは確実で、抱き合った瞬間に「別の金」が接触しないとも限らず、伊藤選手が本能的にハグをかわしたのかもしれないとの見方も。だとすれば、彼女はとても「家族思い」の選手なのではないだろうか。
ノーパン万歳
— 水谷隼 Jun Mizutani (@Mizutani__Jun) July 25, 2021
元卓球日本代表の福原愛さんに、台湾人からは「賛否両論」
先日、元卓球台湾代表の江宏傑(32)と突然の「離婚成立」を発表した元卓球日本代表の福原愛(32)が、今回の試合を放送したフジテレビの生中継コメンテーターをつとめたことが話題となった。
水谷選手と伊藤選手は、勝利インタビューでマイクを向けられた際、カメラに向かってスタジオにいる福原に「愛ちゃん、金メダルとったよ」と話しかけると、福原は「本当に恐縮です、恐縮です」と頭を下げるようなしぐさで応じていた。
つい最近まで台湾に暮らし、台湾人の夫と多くのCMにも出演していた福原が「不倫&離婚」騒動後に初登場ということもあって、日本だけでなく台湾でも福原の出演は大きな話題となったようだ。
「台湾の2ちゃんねる」(5ちゃんねる)と言われる一方、現地新聞報道のソースとなることも多く、台湾国内で強い影響力を持つ巨大匿名掲示板「PTT」でも、この福原のコメンテーター出演について賛否が噴出。福原が最近、中国版ツイッター「微博」(ウェイボー)に投稿し続けていることを揶揄して、「中国で儲けるために頑張ってるな」「哀れな人」と批判的な声があがる一方、「小さい頃から中国に試合に行ったりしてたから普通だろ」「人民元の力だろ、台湾を応援する方がおかしい」など擁護する声もあり、賛否両論となっている。流石は“卓球の愛ちゃん”、いくつになっても話題には事欠かないようだ。
卓球で日本が中国に勝利。台湾人も歓喜の声「神すぎる!」
台湾の巨大匿名掲示板「PTT」では、今回の日本vs中国という決勝戦は「世界一の親日国」で中国にはいろいろと因縁のある台湾にとっては他人事ではない。以下は、PTTに投稿された台湾人の「生の声」である。
スレッド ● [爆卦] 日本贏桌球中國了
Sawilliam: 伊藤第七局也太猛
→7ゲーム目の伊藤、凄すぎedmond777: 超精彩的比賽
→この2人の試合は素晴らしいking181239: 水谷真的跟鬼一樣
→水谷マジで鬼みたいhitomi47: 伊藤超可愛
→伊藤、超可愛いoptima: 爽啦
→気持ちいい!(※同様のコメントは同スレで300件以上)ccwhat: 太神啦
→神すぎる!qoosky: 祖國贏了!萬歲!
→祖国が勝った!万歳!awoik: 看到好朋友贏中國就是開心
→仲間が中国に勝ったのは喜びしかないqq68: 台日友好,恭喜
→台日友好、おめでとう
まるで自国が勝ったかのような喜びように、日本人としても嬉しくなるが、その負かした相手が中国だったことは、台湾人にとって大きかったのではないだろうか。
台湾も三位で銅メダル! 日本と台湾の「相思相愛」がネタに
そして今回、台湾も三位で銅メダルに輝いた試合だけに、もはや「代理戦争」と化した卓球混合ダブルス決勝について、台湾中で大いに盛り上がりを見せたようだ。日台友好を喜ぶ台湾人のFacebookには、「中国は仲間外れ」と揶揄するこんな投稿も見られた。
巨大匿名掲示板「PTT」では、日本の勝利と並んで台湾「銅メダル」獲得についても「おめでとう」「やった!」など、喜びのコメントが多数投稿されている。
スレッド● [爆卦] 桌球混雙林昀儒及鄭怡靜銅牌