6つの職業を同時にこなすスーパーサラリーマンは「時間管理」をどうしているのか?

 

仕事ができる人が持つ2つのスキル

岡崎:和男さんは、一言でいえば「できるビジネスパーソン」ですよね。この仕事ができる人、というのは、2つの側面があると思います。1つはマインド面、もう一つは技術面。和男さんの場合、「よしやるぞ!」と思ったら、すぐに行動に移すほうですか?

石川:そんなことはないですよ。たとえば、結論の話で言うと2種類あります。今までやったことのある仕事で、ある程度仕事の流れなどがわかっているものに関してはすぐにやります。

一方で、建設会社の場合はよくありますが、まったく新しい現場の工事を請け合うという場合、それをやることでもしかしたら会社にとって損失が出るかもしれませんよね。

それなのにすぐに手を挙げて「やる!やる!」と言っていたら、ただでさえ人がいないのに余計に人手不足になってしまってしまうこともありえます。そういったことが予測される場合は、熟考することが必要です。

まずは現状や問題点を紙に書き出します。紙に書いて視覚化して、さらに自分で考えたり、まわりの人に見せたりして、そのうえで「よし。これで大丈夫だ」となったら、一気にスピードアップします!

岡崎:税務とか決算のような、これまでにやったことがある仕事で、どうやったってやらなきゃいけないものは、すぐにやってしまう。逆に、やらないことによってリスクが起きるわけですよね。こういうのは潔くやったほうが、気持ちが楽ですよね。

石川:潔く、どんどん手をつけていったほうができますよね。

岡崎:僕は、個人的には諦めることが大事だと思っています。ネガティブなあきらめは、将来の可能性とかビジョンをあきらめることになるのでこれはだめです。ただ、やらなきゃいけないことに対して「めんどくせーな」という気持ちがあるなら、それを諦めた方が潔くできると思ってるんです。やりたくないことをまずは潔くやるということが大事なポイントなのかなと思います。

緊急度は低いものの重要なことにどれだけ時間をさけるか

石川:時間管理を考えるとき、大きくわけて4つの領域に分けられます。緊急かつ重要度の高いもの、重要だけど緊急じゃないもの、緊急度は高いものの重要度は低いもの、緊急でも重要でもないもの。

毎日、多くの人は、緊急度は高いものの重要度の低い、雑多なものに追われて毎日気づいたら夕方の5時6時になってしまっているということがあると思います。そんな時はどうしたらいいのかと言うと、緊急じゃないけど重要なことをやる時間を確保することです。

知り合いの会計事務所ですごく忙しいところがあったんです。毎週週3回、語を習う時間を受け設けたんですよ。それでスタッフ全員で毎週同じ時間に英語に取り組んでいたのです。それから4年後、その会社の広告を見たら19カ国と取引をするまでになっていたんですよ。

もし、あの時に緊急で重要なことばかりをやっていたら、いつまでたっても英語の勉強ができずに現場から抜け出せなかったと思います。強制的に週2時間3回英語を習う時間を作ることによって可能性を広げたといえます。

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