買ったまま保管して使わない「死蔵癖」はなぜ起きてしまうのか?

 

買ったまま新品を保管し続け結局使わない癖。死蔵癖(あ、私の勝手なネーミングですからね)。

理屈的にモノが減っていかないわけですから、家庭でトラブルになりやすく、本人自身も困っているんじゃないかなというお話でした。

使うことを目的とせず、買うことが目的となっている人たちは買った後には目標を失い、モノに対する関心も失せてしまいます。

ところが、これとはまた別の原因を持っているのが、年代が上の人たち。いわゆるオトシヨリです。彼らは、モノのない子供時代を過ごしたせいか、モノを所有しているということで安心するようです。

いつか使いたいと思う時が来ても、そのときモノが手に入るとは限らない時代だったんです。だから取っておくんですよね。いざというときには、コレを使うんだと思って。まあ、そのいざというときは、おそらく彼らの寿命が尽きるまでには来ないもんなんですが、それはカンケーない。

こう考えると、あの

・オトシヨリならではの死蔵癖が理解できる

気がしませんか(*゚∀゚*)

ちなみに、我が家のバビーもオトシヨリの例に漏れず、新品を使い始めません。

・それなりのバッグ
・名前入りの風呂敷
・シルクのストール
・セットのタオル類

使いそうなものを選んでプレゼントしてきたのですが、とにかくしまい込む。一度も使わない。よく見ていると

・気に入ったものほど使わない

傾向にあるようです。え?気に入らないものはどうなるんだって?いや、それは聞かないで( ̄∇ ̄;)

まあ、使うことでしかモノの価値は発揮されないと考える私にとっては理解不能です。しかし、モノを所有しているという安心感を得ているんだと考えれば、ちょっと納得できますね。

モノを溜め込みがちな死蔵癖。本人より周囲が困惑してしまうものですが、スペースがある間は黙認してあげて。使いたくないんですから。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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