他人から子育てを「過保護」と指摘され落ち込む親に、育児のプロがかけた言葉

 

こうやって文字に起してみると「そんなことで悩む?」と思われるかもしれませんが、この時の私は、「何でもやってあげるから、こんな風になっちゃうんだよ。あなたが過保護だから」と言われたぐらいショックで、車の中では息子とも一言もしゃべらず、家に帰ってもご飯の支度をする力もなく、その後はずっとスマホで「過保護」を検索してしまう状態でした。

ネット検索すれば、ネガティブな言葉ばかり気になってしまうと解りながらも、「過保護」から「ヘリコプターペアレント」という言葉を知って、それを何件か読み進める度に、「あ~、私ってヘリコプターペアレントなのかな?」と考えるようになりました。

ヘリコプターペアレントの親に育てられた子供って、親に依存をするようになり、自分で行動できなくなってしまう、子供は判断力を奪われ、子供の能力の発達をさまたげて、イヤな事から逃げる子にしてしまう等々と書かれていて、今回の長男は自分で約束もしていないのに「ね~U君と遊びたい~。U君ママに言って~」は完全な親への依存だし、U君ママが「先にUと約束をしてみてね」と言ってくれたのに「じゃあいい」と、さっさと車に乗ってしまうって、まさしく逃げようとする姿勢だな…と、そのようにいろいろ考えていると、あの時、叱った方が良かったのか、これからどうしたらよいのか?と分からなくなってしまいました。

旦那にも話を聞いてもらいましたが「そんな事、気にしなければいい」と言われても、「気になっちゃうから相談してるのに…」と私の気持ちは一向に回復しませんでした。幼稚園への送迎をしてもU君ママとは顔を合わせたくないし、1週間ぐらいたってもふさぎ込んでいる私を見て、「じゃあパピーさんに相談したら?」と主人が言ってくれて、「こんなことで相談していいのかな?」と思いながらも今回、メールさせて頂きました。

できれば自分で解決したかったのですが、何かアドバイスを頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

という内容でした。

誰かに何かを言われたり、ネット記事でネガティブな内容を読んだりすると落ち込みますよね。特に今回、ちょっとタイミングもよくなかったです。sweetさんには、次男さんが生まれてから長男さんを叱ることが増えて、関係が悪くなった経緯があって、今、やっと長男さんが甘えるようになってくれた矢先の事でもありました。

ちなみに「ヘリコプターペアレント」とは、アメリカで生まれた言葉で、子供の上をまるでヘリコプターがホバリングするかのように、子供が自分で判断すべきことに何でも手を出し、失敗をさせなかったり、親の思うがままに管理したり、口を出したりすることで、子供の意思を奪い、行動を制限してしまう、とネット上ではかなり「やってはいけない子育て」「あるべきでない親の姿勢」のような表記がされています。

print
いま読まれてます

  • 他人から子育てを「過保護」と指摘され落ち込む親に、育児のプロがかけた言葉
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け