岸田首相、枝野代表から完全論破。党首討論で露呈した「読む力」不足のポンコツぶり

 

森本さん 「選択的夫婦別姓を導入する法案、これについては?」

 

酒井さん 「この時はですね、LGBTの理解増進法案も含めて会場から聞かれ、賛成は挙手だったのですが、8党の党首が手を挙げたのに、岸田さんは挙げなかった。つまり、賛成しなかったということなります」

 

森本さん 「そういうことですね」

 

酒井さん 「それで岸田さんが何と言ったのかというと…」

 

森本さん 「ここでも『しっかり考えて行く』ですか?」

 

酒井さん 「もう、先に言わないでくださいよ!(笑)」

 

森本さん 「あははははは!」

 

酒井さん 「僕が言うんだから…」

 

森本さん 「そっか、あははははは!」

 

酒井さん 「『多くの国民がどこまで意識が進んでいるのか、しっかり考えて行くことが重要なポイントだ』って、森本さん、先に言っちゃだめだよ」

 

森本さん 「(岸田さんの言うことは)だいたい分かっちゃうから、あははははは!それにしても、この岸田さんの文言はどうなんですかね?いっつも曖昧な抽象論にしてしまって…」

…そんなわけで、党首討論は、各党党首が誰か1人を指名して質問し、その回答を受けて短くコメントするという一往復半のやり取りを1人2回、いつもの方式で進められました。今回は9党なので、計18のやり取りが行なわれたのですが、当然のことながら、自民党以外の党首からの質問、計16問のうち、12問が岸田総裁に集中しました。

しかし、岸田総裁は、その大半の質問にきちんと具体的に答えることができず、森本毅郎さんの言う「曖昧な抽象論」で逃げ回っていました。たとえば、野党各党が財源を示した上で金額や時期などを具体的に述べている国民への一時給付金について、自民党の岸田総裁だけが具体性ゼロのぼんやりしたことしか言っていないのです。討論では国民民主党の玉木雄一郎代表が具体的な給付時期などを質問したのですが、岸田総裁は全く答えられませんでした。

社民党の福島瑞穂党首は、岸田総裁に4つの質問をしたのですが、その2つめが「自民党総裁選では金融資産加税を行なうと言っていたのに、総裁になったとたんに言わなくなったのは何故か」という痛いところを突く質問でした。すると、岸田総裁は、1つめと3つめと4つめの質問に曖昧に答えただけで、2つめの質問をスルーしたのです。見ているこちらが赤面してしまうほどの恥ずかしい場面でした。

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