「コロナ太り」も売る機会。売り伸ばしたければIT企業とコンビニに学べ

shutterstock_459651187
 

新型コロナウイルスの感染対策としての規制により、生活スタイルが変わったため、気づけば自分のスタイル(体型)が変わっていたという人も多くいるようです。こうした変化をすぐに捉えて売る物やサービスに取り入れる戦略に長けているのがIT企業やコンビニです。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、著者の理央さんが、。アップルウオッチやfitbitなどのスマートウオッチを供給する企業とコンビニ各社が「コロナ太り」を捉えて展開するサービスを紹介。売り伸ばしのヒントを伝えています。

毎号「情報の何に気づくべきか?」という勘どころを解説する理央 周さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

なぜ、コンビニはコロナ太り商品に力を入れるのか?スマートウオッチとコンビニに共通する、売り伸ばしの方法

コロナ太りの対策商品が、このところ目立っています。リモートワークや外出の規制などで、どうしても運動不足になりがちなことと、家にいると、どうしてもストレスがたまり、間食が増えたり、食事を多くとってしまったりと、太ってきてしまいがちです。

このような背景を受けて、やせたい、健康管理をもっとしたい、というニーズが増えてきている中、企業各社がこの市場に合わせて、新製品やサービスを市場に出しています。

IT関連のデバイスも、健康志向の製品が目立つ中、もう1つの特徴として、ハードとソフトをマッチングさせたサービスを、充実させています。アップルウオッチも、数多い機能の中でも、健康管理の機能を充実させているし、fitbitというスマートウオッチは、健康に特化した機能のみが搭載されていて、そのスマホアプリにも、体重や健康管理の機能のアプリが増えている感じがします。

また、私が使っているRenphoという体重計は、スマホアプリと併用して使うと、毎日の体重を測れることに加えて、体脂肪率や筋肉量なども測定できる上に、それらを推移で見ることができるので、自分の健康状態を管理するにはぴったりです。

デバイスというハードを売るだけでは、売り切りの商材になってしまいますが、ここに、コンテンツを提供できるソフトを組み合わせると、継続のビジネスになります。さらに、アプリ内で有料のコンテンツを用意することで、売り伸ばしにもつながる、という仕組みです。

IT企業はアジャイルというコンセプトで、素早く動くことを信条としていることが多いため、このようなニーズの変化の中での、自社のビジネスチャンスを逃しません。

一方で、このあたりのニーズをいち早く掴むのが得意なのは、やはりコンビニエンスストアです。セブンイレブンは、ホームページで、「体が気になる方へ」というテーマで、食物繊維が採れる、タンパク質が採れる、糖質控えめ、の3つのカテゴリーの商品群を、大きくアピールしています。

中を読んでみると「タンパク質は体の主成分」とか、「食物繊維は野菜に含まれている」「糖質は必要だけれど、とりすぎに注意」というような商品の内容のみでなく、食べるとこうなる、という効用が説明されています。

毎号「情報の何に気づくべきか?」という勘どころを解説する理央 周さんのメルマガ詳細・ご登録はコチラ

 

print
いま読まれてます

  • 「コロナ太り」も売る機会。売り伸ばしたければIT企業とコンビニに学べ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け