獣医師がオススメ「ペット用救急箱」に備えておきたい9アイテム

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どんなに気をつけていても愛犬愛猫のケガや病気は起きてしまうもの。すぐに病院に連れて行ければいいのですが、応急処置が必要なケースも多々あります。そんなときのために「ペット用救急箱」は必需品。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で獣医師の佐藤貴紀先生が、救急セットとして備えておきたいアイテムを全部で9点教えてくれます。

自宅に常備しておいてほしい「ペット」用の救急セット

もし、愛犬や愛猫の体調が急に自宅で異変が起きたとき、適切な対処をするのが飼い主の責任の1つだとおもうんです。日頃から「ペット用の救急セット」(救急箱)をご用意いただきたいです。

でも何を用意すればいいのか分からない?と言う飼い主さんの為に今回は、自宅の応急救急で用意しておいた方が良いものをお伝えしていきたいと思います。

1)消毒薬

傷口の消毒のほか、応急処置をする際の器具や指先の消毒に使います。ただし、ポピドンヨードなどのヨード系の消毒液は、猫に使うと中毒症状を起こす場合があるので注意が必要です。

2)包帯・カット綿・綿棒・ガーゼ

傷口の止血、固定などに使います。人間が使うのと同じもので問題ございません。ガーゼなどを固定する包帯は、粘着性のあるタイプがおすすめです。綿棒は、耳の中や口の中などに薬を塗る場合に最適です。

3)ハサミ・ピンセット・テープ・手袋

ハサミは患部の毛を切るときにも使う為、先が細いものが使いやすいので用意しておきましょう。ピンセットは、とげを抜いたり、傷口のごみを取り除いたりガーゼやカット綿を挟んで患部に当てたりと、さまざまな用途に使います。

手袋は、軍手とビニール手袋を用意しておいて下さい。軍手は応急処置をするときにペットに噛まれてケガをするのを防ぐ為のもの。ビニール手袋は傷口からの二次感染を防ぐために必要です。

●補足
ペットが元気なうちに、かかりつけの獣医師・動物病院を見つけておくことも大切です。かかりつけ医を作っておけば、ペットの体質や病歴なども把握した上で診療をしてくれます。

image by: Shutterstock.com

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