なぜあの人は“トーク”でビジネスを成功させられるのか?武器になる話し方の秘訣

 

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きます。

「この人は話してもわかってもらえなさそうだな」「話してもムダだな」「仲良くなれなさそうだな」……と、そんなふうに感じないでしょうか。こうなってしまうと、相手の話が耳に入ってこなくなり、そればかりか、相手の言葉にいちいち腹が立ってしまい、感情的に反論したくなるかもしれません

つまり、論理的な話し方というのは、やり方を間違えると「イヤな話し方」になってしまうということです。では、攻撃的な印象を与えないためにはどうすればよいでしょうか?それは、論理的な伝え方をしたあとで、「……なんてね」「……なーんて考えてるんですけど」「……って思ったりするんですけど、どう感じます?」などと、語尾をやわらかくすることです

意見が違う人だなと思ったら、「ですよねぇ」と受け止めて、「そういう意味では……」と話をつなぎます。そのまま別の話をしてしまってください

ネガティブな表現はしない!が鉄則。「ポジティブ・フィルター」にかけて、いいイメージのする表現に置き換える

話を聞く目的をつくる「メリット事前予告」話法

戦わない交渉術の3ステップ

1.まずは相手の主張を受けとめる
→「おっしゃるとおりですね」
2.その上で、質問を使って意見を引き出す
→「なぜ、○○は△△なんでしょうね?」(つぶやくように言うのが効果的)
3.相手の意見をふまえ、自分の要求や意見を提案する
→「では、○○というのはいかがでしょうか?」

「先ほどから話題が何度もズレているので戻しましょう」とストレートに言えればよいのですが、もちろんそのようには伝えられません。そこでぜひ覚えていただきたいフレーズが、「すみません!先ほどの○○について興味があるのでちょっと質問してもよろしいですか?」

話し手がハッとして喜ぶ「要約質問」と「意見質問」

「前回出た話題」を出すと2度目の会話はうまくいく

「ロジカルな話し方」だけでは実現できない、人間関係作りの極意、上手な話運び、クロージングにつなげる営業テクニックが書かれており、経営者、営業マンは必読の一冊です。

活字になりにくい部分も含めて、話し方の技術を詳細に論じており、丁寧な本だと思いました。

ぜひ読んでみてください。

image by: Shutterstock.com

土井英司この著者の記事一覧

Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン 』

【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

print
いま読まれてます

  • なぜあの人は“トーク”でビジネスを成功させられるのか?武器になる話し方の秘訣
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け