「幸福を真剣に考えない」ことが幸せになるための答えなワケ

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幸福とはなにか。人それぞれによって正解が異なる永遠のテーマですが、誰でも幸せにはなりたいと思うはずです。今回取り上げる無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で紹介されているのは、ストックホルム商科大学教授で、幸福研究で知られる著者が幸福について論じた一冊。スウェーデン王立劇場を満員にしたというその幸福論の内容とはどんなものなのでしょうか?

専門家が語る、幸福のノウハウ⇒『幸福についての小さな書』

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幸福についての小さな書

ミカエル・ダレーン・著/中村冬美、柚井ウルリカ・訳 サンマーク出版

こんにちは、土井英司です。

昔、娘の中学校のテニス部のチームメイトが、「受験に専念させるため」という理由でお母さんに部活を辞めさせられていましたが、おそらくこのお母さんは、幸福論の研究結果をご存知なかったに違いありません。

お母さんは、一生懸命勉強して良い学校に入れば娘は幸せになれる、と思っていたのかもしれませんが、実際には、娘さんは運動した方が幸せになれたのです。しかも将来にわたって。

人生において、無知は時として不幸な結果を招く。特にその対象の真実が、人間の思い込みと異なる場合には。

本日ご紹介する一冊は、ストックホルム商科大学教授で、幸福研究で知られるミカエル・ダレーン氏による幸福論。

著者は、経営戦略およびマーケティング学部の教授ですが、なぜか有名なのは幸福論で、著者がスウェーデン王立劇場で行った「幸福について」というレクチャーは満席御礼だったようです。

公式サイトを見る限り、かなりファンキーな方ですね(笑)。

Micael Dahlen 

本書には、幸福について現在、わかっていることをさまざまな調査結果をもとに紹介したもの。

150ページに満たない小冊子ですが、そのなかに、幸福に対する遺伝の影響や信仰の影響、どんな心構え、行動が幸福に影響するかが、コンパクトにまとめられています。

ユーモアあふれる筆致で、読んでいるだけで幸福になれる、不思議な一冊です。

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