さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。
私たちは相互に発生しうる関係性をもっと考慮すべきだ。創造性が高まっているとき幸福を感じるように、幸福であるときこそ創造性が高まるといった関係性を。あるいはあなたが幸福なら健康になり、健康なら幸福を感じるといったことを
あなたの幸福度の約50%は、どんな遺伝子を持って生まれたかによる
幸福は人によって異なる。誰もほかの人と同じ方法やまったく同じレベルで幸福になることはできない。つまり、あなたの幸福を他人と比較することはできないし、他人をものさしにすることもできない
幸福なパートナーを選ぼう。とくに父親の選択は重要で、遺伝子工学研究者によれば男性側の遺伝子の影響は大きく、おおよそ60対40で男性によって幸福度が決まる
「信じるもの」を持とう
1万人のイギリス人におこなわれた疫学調査によると、ヴィーガンフードだけを食べ続けると鬱傾向が倍に高まるという
幸福感は「休日の前」に最大になる
幸福感を高めてくれる出来事に気がつき楽しめる工夫
1.しっかり「目を留める」こと(=マインドフルネス)
2.喜びを存分に味わう
3.人にそれを「示す」
4.経験したことを思い出す「再体験」
研究者は、できるだけ運動をするように努めていた若者たちは、成人後も少々幸福度が高いことを発見した
単純に、得意なことをしているときには気分が上がる
他人に何かを与えるとき、私たちは自分自身も同じものを得ているように感じる
感謝の気持ちを持つことで、人は物欲が減る
最後の章が、「幸福を真剣に考えるのはやめよう」だったのには驚きましたが(笑)、確かに幸福ってそういうものかもしれませんね。
幸福は、受験勉強やビジネスの成功とは性質が違う。
幸福の条件や、われわれがどんな時に幸福を感じるかを知ることで、幸福に対して肩肘張らなくなれば、その時、私たちは幸福になれ、本書の目的も達成されるのかもしれません。
ぜひ、読んでみてください。
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