田舎暮らしで待ち受ける地獄。ハウツー本では語られないリアルな悲劇

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近年、都会から移住する田舎暮らしが人気となっていますが、リモートワークがすっかり定着したことでより拍車がかかっています。しかし、理想と現実は異なるもの。失敗してしまう人が多くいることも現実です。そんな地方移住を考えている人におすすめしたい一冊を無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の中でご紹介。ハウツー本ではわからないリアルな体験談が記されています。

地方移住で後悔しないために⇒『地獄の田舎暮らし』

bookmarason_1227地獄の田舎暮らし

柴田剛・著 ポプラ社

こんにちは、土井英司です。

長崎県大村市に住んでから1年7カ月が過ぎましたが、おかげさまでとても快適に暮らしています。地元の方も良い方ばかりで、本当に恵まれていると思います。

ただ、これは単にラッキーなだけではなく、土井が決して田舎暮らしをナメていないことが大きいと思います。

リモートワークがすっかり定着した今、地方で快適に暮らしたいニーズは増えていると思いますが、当然移住は良いことばかりではない。本日ご紹介する一冊は、そんな移住のリアルを伝え、失敗しない移住のためのアドバイスをくれるありがたい本です。

著者は、親子三代にわたり、日本全国、世界各地を訪ね歩き、生活史の聞き取りを続けているという、柴田剛(しばた・つよし)氏。数多くの移住者を取材し、移住相談にも乗っているという著者が、不動産の取得から、住まい方、近隣住民との付き合い方、生活費の見積もり方まで、「想定外」を防ぐためのアドバイスをしており、じつに有用な一冊です。

いろんな人の失敗談が出てくるので、不謹慎ながら読み物としても面白い。実際に移住している人間が読んだ場合、「あるある」話として楽しめるのではないでしょうか。

ここまでひどい話ばかりではないと思いますが、移住を考える人は、転ばぬ先の杖として、必読の一冊です。

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