景気後退で不満爆発は確実。国民のガス抜きに代理戦争を画策する大国の思惑

 

しかし、米中対立が戦争になると人類が滅びる可能性もあり、対決を中和させる必要になる。

まず考えられるのが、代理戦争である。ロシアのウクライナ侵略やイスラエルのイラン空爆などの米中戦争にしない代わりに、それに代わる戦争をして、米中が自国民の目を海外に向けさせる可能性がある。

このため、米中直接対決にしないために、米中の首脳会談が行われ、限定戦争を周辺地域で行おうとする。その戦争を請け負うのが、ロシアであり、イスラエルになる可能性がある。

地域紛争というには大きな戦争になるはずで、イスラエルが戦争を起こすと、中東地域の全体を巻き込んだ大戦争になる。ロシアがウクライナに侵攻すると、こちらも欧州を巻き込んだ大戦争になる。

もし、それができないと、米国は分断が極まり、分裂することも考えられるし、中国は習近平失脚ということにもなりえる。戦争に向かうのか、革命や分裂に向かうのか、分からないが、何かが起きると思われる。しかし、そこまで行くのは、来年ではないとみる。

さあ、どうなりますか?

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