SNSでバレバレ。不倫に走った4人の「ヤバイ妻」衝撃エピソード

 

そして3人目の相談者は近藤勇気さん(38歳)。妻の不倫が発覚したのですが、勇気さんは子供(6歳)のために離婚を思いとどまったそうです。妻は謝罪をし、「メールもしない。電話もしない。LINEも送らない」と約束してくれたので勇気さんはほっと一息をついたのです。

しかし、発覚から1ヶ月後。舌の根も乾かぬうちに、妻は不倫相手と復縁していたことが明らかになったのです。なぜなら、妻の車のカーナビをチェックしたところ、目的地が「不倫相手の家」に設定されていたのです。

勇気さんは怒り心頭で、妻を問い詰めたところ、妻は開き直り、こう言い放ったのです。「電話もメールもしていない。LINEもやってない。約束は守ったじゃないの!」と。勇気さんは一瞬、妻が何を言っているのか、分からなかったのですが、妻のスマホを見た途端、そのカラクリが気付いたそう。

そう!確かに、妻は不倫相手に電話もメールもLINEもしていませんでした。しかし、フェイスブックのメッセージを使って密会を続けてきたのです。まるで「子供だまし」のような手口に勇気さんはあきれ返ってしまい、とうとう離婚を決断したそうです。スマホに標準装備されている電話やメール、LINEより、登録が必要なSNS(フェイスブックなど)の方が見つかりにくいというのは妄想です。

最後に4人目の相談者・高田幹夫さん(46歳)は結婚21年目ですが、夫婦の間でほとんど会話はなく、一緒に出掛けることはもちろん、家のなかでも顔を合わせないよう恐る恐る廊下や玄関、リビングを通るという典型的な「仮面夫婦」。

妻には10歳年下の彼氏(勤務先の同じ部署の同僚)がおり、幹夫さんより彼氏のことを愛しており、離婚が決まり次第、再婚する約束を交わすほどの仲。籍は入っているけれど夫婦としての形を成していないので妻は彼氏の存在を隠そうともしませんでした。幹夫さんは謝罪を要求したり、慰謝料を請求したり、関係解消を強制したり…常識的なやり方では上手くいかないと思ったのでしょう。

そこで非常識な行動に打って出たのです。具体的には勤務先のフェイスブックページに「〇〇(妻の仮名)と××(彼氏の名前)は不倫してるぞ!即刻クビにしろ!!」と。もちろん、投稿者は匿名なので書き込みの信憑性は低そうです。

しかし、妻と彼氏は何も後ろめたい気持ちはないので堂々と「事実です」と認めたのですが、むしろ逆効果に。会社は妻との派遣契約を打ち切り、そして彼氏には子会社への出向を命じたのです。妻が「犯人は主人なんです!」と弁明しても処分の内容は変わりませんでした。こうして幹夫さんは復讐によって彼氏が新卒から24年間、勤め続けた会社から追い出すことに成功したのです。

最近、連続テレビドラマが不倫を取り上げる機会が増えています。例えば、TBSで放送されていた『サレタガワのブルー』(原作は3億PVのウェブ漫画)では不倫し放題の妻と、手の平で転がされる夫が描かれています。そしてテレビ東京で放送された『じゃないほうの彼女』は不倫相手である女子大生に振り回される中年男性という構図です。

リアル世界の目撃情報はネット世界へSNSという「拡声器」を通して友達から友達へと、まるで数珠つなぎのように広まっていくのですが、ネット上で伝言ゲームを繰り返していれば、いずれ一番知られたくない相手(配偶者)の耳に入るのは、もはや時間の問題です。不倫がバレるスピードは加速度的に向上しています。しかし、上記の相談事例を見てみると、そのことを自覚していない人が多いようです。

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露木幸彦この著者の記事一覧

行政書士の露木幸彦が夫婦の離婚、不倫、未婚出産、婚活の法律、交渉術、会話技術を解説明石家さんまさん司会のホンマでっかTV,ブラマヨさん司会の世界のこわ~い女たち、小倉さん司会のとくダネ、バナナマン設楽さん司会のノンストップなどに登場。11冊の著書を持ち累計部数は
5万部を突破。日本経済新聞、朝日新聞電子版では連載を担当。開業から16年で相談2万件の実績。

注)離婚手続に関する一般的説明や経済的観点から必要な離婚条件に算定を超え、個別事情を踏まえた離婚手続や離婚条件に関する法的観点からの助言が必要な場合は弁護士に依頼してください。

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【著者】 露木幸彦 【発行周期】 ほぼ 月刊

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