編集後記
フィッシングメールについては、結構な量で来ていたので、追跡できるものあるかもしれないと思って、調査用のPCで追跡を試みたのですが、残念ながらかなり初歩段階で追跡不能になりました。
ただ、メールの入り具合で見ると、弊社関連のウェブサイトで利用しているメールアドレスよりも古くから利用しているメールアドレスに不正なメールが来ていることが多かったというのがとても印象的でした。
もっとも古いメールアドレスはほぼ使っていないし、利用していない銀行やクレジットカード会社などのメールに偽装しているものもかなりありましたから、こうしたフィッシングメールは数打ちゃ当たるという感じでやっているのでしょう。
つまりは、メール上のリンクをクリックしなければ、大半のものは防げるということになるという、シンプルな策はかなり有効であろうと思います。
また、過去のことですが、通販会社さんなどの情報漏えいによって、買っていないMacのノートパソコン代がクレジットカードで引き落とされていたことがあります。
明細は必ずチェックしているので、すぐにクレジットカード会社に連絡して身に覚えがないものは全て決済せずに、またすでに決済されているものは返金してもらうことになりましたが、対応したクレジットカード会社の方によれば、特定の携帯電話販売会社さんから他のユーザーもMacのノートパソコンを購入したことになっており、大規模な情報漏えいのあとでもあったことから、クレジットカードの情報が不正に流れている可能性があると言っていました。
こうしたことから考えることは、自分だけが鉄壁のセキュリティを用意していても、情報はどうしても流れることがあるということです。
そういう前提で対策をすれば、ちょっと面倒ではありますが、安全な利用ができるのではないかと思います。確かにネットは様々な連動ができますし、利用面のみ見れば便利ですが、同時にセキュリティ面をしっかりしなければなりません。
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