「ジャニーズ忖度」の存在を裏付けた“証拠メール”。香取慎吾主演ドラマの裏で行われた恐ろしい報復

 

テレビ業界はジャニーズへの“忖度”だらけ

また、香取にとって地上波連ドラ出演が5年ぶりとなったこのドラマの共演者をみても、『ユニバーサル~』ほどではありませんが、その腰の引けぶりは半端ではありません。

2番手に名前がくる関水渚は、大手芸能プロダクション所属とはいえデビューから2年目という新人と言える女優さん…綾瀬はるかを出せとは言えないまでも、もう少し心のこもったキャスティングはできなかったものなのでしょうか。

他の共演者をみても、ジャニーズ事務所を刺激してもダメージの少なそうな名前がずらっと並んでいます。

結局このドラマは視聴率5%前後を彷徨って撃沈しましたが、テレ東の月曜夜22時からということとこのキャスティングで、もし2桁の視聴率を期待していたのならそれは無理な話だったでしょう。

同じ元『SMAP』木村拓哉が、綾瀬はるかや長澤まさみ、吉高由里子を共演者に、役者として頂点を極めつつある風景とは実に対照的だと思えませんか?

キムタクはそれだけ才能溢れる人物なのでしょうけれど…。

この記事を読んだとき、私の脳裏にすぐに思い浮かんだのが、香取自身初めてとなるアルバム『20200101』発売を巡るいざこざでした。

このアルバムはキムタクの1stオリジナルアルバム『Go with the Flow』の発売日にまるで合わせるかのようにプロモーションされたものでしたが、このときから私は“香取君はいつかこの報復を受けるだろうな…”と予想していました。

キムタクの記念すべきオリジナル1stアルバムの邪魔をして大丈夫なのか…そう思ったことを覚えています。

そしてこの出来事から約10ヶ月後に起こった、この『ユニバーサル~』のメール。

“やられたらやり返す!”…がこの世界の掟でもあります。香取や『新しい地図』にとって、いばらの道はまだまだ続きそうな雲行きです。

【関連】高畑充希は“坂口健太郎より仕事”を選択。結婚秒読み元彼と完全破局で女優一筋のストイック生活

プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : Ned Snowman / shutterstock

print
いま読まれてます

  • 「ジャニーズ忖度」の存在を裏付けた“証拠メール”。香取慎吾主演ドラマの裏で行われた恐ろしい報復
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け