4月スタートのドラマ『未来への10カウント(仮)』(テレビ朝日系)で、主人公となる高校ボクシング部のコーチを演じる木村拓哉(49)。ドラマの終盤ではプロボクサー復帰を目指すという筋書きのため、10キロの減量を目指すという。今年で50歳を迎えるとは思えない、ストイックな役者魂を見せる木村だが、何やらまったくの別角度から心配ごとが出てきたという。一体、それは何なのだろうか。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。
にわかに騒がしくなった木村拓哉実母の周辺
芸能ニュースの中には、まるで時計で計ったかのようなタイミングで公になる情報があります。今回、その最新ニュースとして木村拓哉の実母に関する情報がもたらされました。
冬季北京五輪終了後5日目に『日刊大衆』が報じたところによれば、今月23日に行われたキムタクの母の講演会は、今までと少々趣きが異なるイベントだったようです。
久々のキムタクの母に関するニュース、前回はやはり冬季平昌五輪終了後数日目でした。
このときはフィギュアスケート、羽生結弦選手の66年ぶりの五輪連覇で大いに盛り上がった数日後、当時のファースト・レディ安倍昭恵さんの招きで、菅田将暉の実母とともにトークショーに現れたということでした。
また、古くは2008年の夏季北京五輪の翌年、キムタクの母は突如『朝日新聞』の“ひと”欄に登場し“良妻賢母を辞めました!”と宣言、世間を大いに驚かせたことがありました。
五輪終了から数日後は何故か必ずキムタク母のニュースが流れるのです。
キムタク母の講演会活動については既にファンたちの間では有名ですが、今回『日刊大衆』が注目したのはそのプロモーションの仕方でした。
それは今回の福島県での講演で初めてポスターやチラシ、WEBサイトに“キムタクママ”を銘打ったのです。
キムタク母はこれまでも子育てなどに関しての講演活動はしていますが、“キムタクママ”を前面に出したことはありませんでした。
それが……この変化は何を意味するものなのか、というわけです。そしてこの母の動きを、ジャニーズ事務所や工藤静香が黙っていないのでは…とも。
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改めて説明するまでもありませんが、日本の芸能界で家族のひとりが一躍スターになったからという理由だけで、そのタレントの所属事務所の許可なく、家族がタレントの名前を使って商売をすることは絶対に許されることはありません。
おそらく毎年交わされる契約書関連の書類でも、その辺はしっかりチェックしてあることでしょう。天下のジャニーズ事務所が、そんなことをおろそかにしているとは到底思えません。
契約書類にその事項がなかったのか、もしくは勝手に使用したかのどちらかということになりますよね。
“もう35年近く大切な息子を預けて稼がせているのだから、キムタクママと名乗ることぐらい…”と勝手に判断したのでしょうか。