新庄ビックボスがブチギレ。「日本ハムは100敗する」小バカにした野球評論家に激怒、田尾&藪の阪神両OBは謝罪へ

2022.03.30
by たいらひとし
SHINJO
 

開幕から4連敗と未だに勝ち星がない北海道ハムファイターズ。しかしビッグボスこと新庄剛監督の怒りの矛先は選手にではなく、日本ハムを“こき下した”野球評論家たちに向けられていた。YouTube で「日本ハムは今シーズン100敗する」と笑いながら予想され、ビッグボスは怒り心頭、Instagramで不快感を示した。

阪神OBの評論家3人の激辛予想に反応

ビックボスが怒りをあらわにしたのは元楽天監督で阪神OBの田尾安志氏のYouTubeチャンネル。同じく阪神OBの岡義朗氏と藪恵壹氏も加わって、今シーズンのパ・リーグの順位を予想した。

他チームとの戦力差が大きいことから、全員一致で日ハムを“ダントツ”の最下位とし、「下手をすると100敗するかもしれない」とダメ押しの一言。ちなみに、3人はビックボスと同じ阪神タイガースのユニフォームを着た“先輩後輩”にあたる間柄だ。

旧知の3人にボロカスに言われて、黙ってはいられなかったのか、ビックボスは自身のInstagramを更新。ストーリー機能に3人のYouTube動画を添付して、画面上に「笑いながら~この御三方達の性格がなんだか可哀想だなって思いました」と画面に文字を書き込み、続いて「95敗したらこのYouTubeに出てあげましょう」と書き加えた。

そして、最後には「藪氏は100敗らしい」「笑い方」の後に怒り顔の絵文字をつけ加えた。

よほど腹が立ったのだろう。あまり怒りの感情を見せないビックボスとしては珍しい。小馬鹿にされたことでビックボスがブチギレした形だ。

騒動を受け30日、田尾氏は自身のYouTubeで「不快な思いをされた方に謝罪します」とコメント、藪氏も「田尾さんが楽天1年目に97敗したという話があったんで、そこは笑い話になってしまった」と釈明した。

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イベントではファンを湧かせる奇策が試合では不発

最下位を予想しているのは3氏だけでなく、多くの評論家が日ハムが上位に浮上するとは思っていないようだ。それを物語るようにソフトバンクとの開幕3連戦は全敗し、本拠地・札幌に戻った29日の対西武初戦にも敗れ、現在0勝4敗で最下位をひた走っている。

なかなか野球では思うような結果になっていないものの、ファンを大切にするビックボスのサービス精神はさすがだ。

29日の本拠地開幕戦のオープニングセレモニーでは、ドローンのように空を飛ぶ「ホバーバイク」に乗って登場。なんとフェンス前から内野近くまで、宙を舞って移動し観客の度肝を抜いた。

グラウンド外での奇策はことごとく当たってファンを沸かせるが、肝心の試合では奇策が空回りしている。

試合開始にならないとスタメンが分からない「ビッグボス方式」が裏目に出たのか、打線がつながりにくく、タイムリーがまだ1本しか出ていない。

また、2021年にドラフト8位で加入した北山亘基投手が異例の開幕先発に抜擢され見事なピッチングを見せたが、継投が失敗して敗れている。

さすがにここまで勝てないと、風向きが一気にかわる恐れもある。

30日の東京スポーツでは『日本ハム・新庄監督「空中浮遊」しても…4連敗で強まる逆風』と題して、「手のひら返しも時間の問題」論じるなど、ここに来てビッグボスを手放しで持ち上げてきたメディアの風向きが一気に変わる可能性を示唆した。

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30日は本拠地札幌ドームの西武との2戦目で、さすがに5連敗では格好がつかない。果たして、ビックボスはどんな手を使い、この逆境を跳ね返していくのだろうか。新庄監督の采配が試されるのはまだまだこれからだ。

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