BTSが開拓した道は、ほかのKポップグループにも道しるべとなっている。JYPエンターテインメントの8人組ボーイズグループ「Stray Kids」が28日(現地時間)に発表された米ビルボードアルバムチャートで1位になった。
Stray KidsはBTSとスーパーエムに続き、ビルボード200で1位になった3番目のKポップアーティストになった。ビルボード200は、米国内で発売されたアルバムの販売量とストリーミング回数などによって順位をつける。Stray Kidsが18日に発売したミニアルバム「オーディナリー」は、24日までに米国国内けで実物アルバム10万3,000枚が売れた。
Stray Kidsの今回のアルバムは、発売後1週間の販売量が85万3,000枚を記録し、自己最高記録を更新した。これは韓国をはじめ全世界で販売された量だ。
今年に入って、Kポップグループの初週のアルバム販売記録が相次いで更新されている。アルバムの販売量増加は最近、Kポップ市場で目立つ現象だ。SMエンターテインメント所属のボーイズグループ「NCTドリーム」の正規2集は28日、発売初日の1日間で70万枚が売れ、先行注文の数量も200万枚に達した。
歌『Red Flavor』でよく知られているSMの9年目のガールズグループ、「Red Velvet」は21日に発売したアルバム「フィル・マイ・リズム」で、1週目だけで44万枚を販売した。これは歴代ガールズグループ2位にあたり、昨年の「クイーンダム」アルバム販売量(1週目20万7,000枚)の2倍を超える。
ハンターチャートのシム・セナ広報チーム長は「BTS以降、グローバルファンの流入でKポップアルバムの販売量は増え続けている」とし「最大の音源市場である米国をはじめ、ほとんどの音楽市場が音源・ストリーミング中心でアルバム市場自体が減っている傾向だが、Kポップファンだけがアルバムをますます買っている」とし、「公演がなかった最近は、アルバム発売直後にファンが集まって記録を作ろうとし、アーティストの収益を上げようとする意図が加わった影響も一部にある」と説明している。
歌手志望の若者たちが「命を削って」練習している場面が、こちらのテレビでよく映っている。勿論どこの国でも一生懸命やっているのは同じだろうけど、韓国のテレビに映る子どもたちの練習風景を見ていると、「鬼気迫る」という表現がぴったりだ。これぐらいやれば世界でも一等賞が取れるんだなと独り言ちる筆者だ。
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