小泉進次郎が再始動も早速“珍発言”で批判殺到。竹中平蔵氏は「レジ袋1000円にしろ」の暴言、2大炎上スターが揃い踏み

2022.04.13
by たいらひとし
koizumi_takenaka
 

4月から自民党の神奈川県連の会長に就任した小泉進次郎前環境相。会見では「一人ひとりが持てる力を最大限発揮できる、日本一結束力の固い県連にしたい」などと抱負を述べ、どうやら本格的に再始動をするようだ。精力的に動き出した小泉氏だが、早速その発言をめぐってネットでは批判が殺到。以前のように小泉氏の“珍発言”がまた報道を賑わせそうだ。

小泉進次郎が再始動も相変わらずの珍発言?

11日、横浜市内で取材に応じた自民党の小泉進次郎前環境相は、「今こそカーボンニュートラルだと、菅前首相には発信していただきたい」と述べ、菅義偉前首相による政策勉強会の早期発足に期待感を示した。

ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーの安定供給が焦点となる中、「カーボンニュートラルは一休みのようなことはまったく違うと思う」と指摘。小泉氏は「政策を前に進めたいという純粋なものだと思う」と勉強会について説明し、「私も全力で政策実現に共に汗をかきたい」と語った。

岸田政権が発足してからというもの、すっかり存在感がなくなってしまった小泉氏。これまで“期待の若手”だった小泉氏のメッキは剥がれ、今やただの“冷や飯議員”に様変わり。

そんな小泉氏が再び脚光を浴びようと動き出したのは、やはり環境関連の話題だったようだ。

小泉氏が発言した「カーボンニュートラル」とは2050年までに温室効果ガスをゼロにするという取り組み。 あのコロナ対策が急務といわれていた2021年の中でも「地球温暖化対策計画」は着々と準備が進められ、岸田政権に引き継がれている。 

ウクライナ情勢の影響で耳にしなくなったカーボンニュートラルだが、エネルギーの安定供給が焦点となる中で、小泉氏はこれを“くすぶっている自分”の突破口に考えているのかもしれない。

とはいえ、小泉氏といえば、自らが環境大臣として推進したレジ袋有料化が国民から大不評だとわかると、「レジ袋有料化を決めたのは僕ではない」、「有料化したのが僕だと思っている方が多いですけど、決めたのは僕の前の大臣なんです」と発言するなど、責任転嫁して大炎上となった。

それ以来、すっかりレジ袋に関する発言は聞かれなくなったが、やはり環境問題には関心があるということなのだろうか。

しかし、今回の発言は他にも気になるところが。それは菅前首相に向けてメッセージを送っていたことだ。本気でカーボンニュートラルの問題に取り組もうと思うなら、現政権である岸田首相に発信すべきだろう。

にもかかわらず、菅氏に対して「今こそやろう!」というのはただのパフォーマンスにしか見えず、いささか違和感を抱かざるを得ない。くすぶる人間同士、「機を見るに敏」とでも伝えたかったのだろうか。

【関連】小泉進次郎がレジ袋有料化で“再び”責任逃れ。「決めたのは前の大臣」おまゆう発言で国会議員失格の烙印

竹中平蔵「レジ袋1000円にしろ」過去発言が今炎上

そんな中、なぜかあの人の過去の発言が今、ネットで話題となっている。それはこちらも炎上発言の常連、竹中平蔵氏。竹中氏が「レジ袋の値段を1枚1000円にすべき!」と言い放ったのだ。

といっても、竹中氏が妄言を吐いたのは、2021年11月28日に放送された『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)での一コマ。

番組の中で2020年7月から開始されたレジ袋の有料化を見直すべきかの議題に対し、竹中氏は真っ向から「見直すべきでない」と表明し、さらに1000円にすれば啓蒙効果があると主張していた。

放送直後には話題にすらのぼらなかったが、今になって1000円と主張する画面が切り取られ、ネットで拡散されているようだ。

おそらく竹中氏に今、レジ袋について同じ質問をしても「1枚1000円にすべき!」と言いかねない。そうしたイメージがあるからこそ、竹中氏の過去発言が何の違和感もなく、今ネットで拡散されているのかもしれない。

4月1日からは「プラスチック新法」が施行された。プラスチックごみがもたらす環境負荷を減らすため、削減・リサイクルの推進を目的とする法律だ。環境大臣時代の小泉氏の肝いりだといわれている。

【関連】京大教授と“宿敵”竹中平蔵との対談で判った新自由主義のヤバさ

プラスチック新法の施行により、私たちの生活が大きく変わることは明白で、不自由を強いられることも多いとみられる。そのたびに、小泉氏や竹中氏の発言がほじくり返されるに違いない。

print
いま読まれてます

  • 小泉進次郎が再始動も早速“珍発言”で批判殺到。竹中平蔵氏は「レジ袋1000円にしろ」の暴言、2大炎上スターが揃い踏み
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け