不動産の売却の判断は、NFTのオーナーたちが多数決で決めるDAO形式でも良いし、それぞれのNFTオーナーに「いくら以上なら売却しても良い」という数字を出してもらい、そこから適切な売却価格を自動的に計算して市場に出しておいても良いと思います。
貸す方も、長期レンタルならば普通の貸し方でも良いですが、短期レンタル者にはNFTを発行し、そのNFTを持っている間は部屋にアクセス出来るようになるモバイルアプリを作るなどすれば、鍵の受け渡しも不要になります。
ここに書いたように、NFTは、(不動産の部分所有権を証明する)電子証書としても使えるし、(部屋にアクセス出来る)電子鍵としても使えるとても便利なものです。
ちなみに、このビジネスをするためには、NFTに関する税制改革が必須ですが、今回に限っては、自民党の中にもその重要性を理解している人がいるようなので、期待が出来ます。
今は、ポンジースキームだらけのWeb3業界ですが、それがこんな風にリアルのビジネスと結びついた時に、本当の価値が生まれ、私たちのライフスタイルの一部になって行くのだと思います。
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