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木村拓哉が激怒。伝説崩壊でもはや限界?主演ドラマ打ち切り報道の真相は

木村拓哉(49)主演のドラマ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)の放送回数を巡って騒動が起きています。視聴率は一桁台を出した回が2度あったものの、平均では10%超をキープ。春ドラマ全般が苦戦を強いられる中、「さすがキムタク」といったところですが、“1話カットで打ち切り”報道の真相はどこにあるのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

キムタクドラマの“打ち切り”は真実なのか?

『FRIDAYデジタル』が報じた、木村拓哉主演の“『未来への10カウント』オンエア回数短縮”報道が芸能関係者の間でちょっとした話題です。

『FRIDAY~』は、このドラマは全10話の予定でしたが、想定外の低視聴率に1話分だけ短縮し6月9日に最終回を迎えることが急遽決定されたと報道しました。

この報道が事実であれば、“傷は浅いうちに応急処置”という芸能マネージメントの鉄則が適応されることになります。

SNSでは無防備な姿を晒すキムタクへの賛辞と、「高視聴率男もついに終わったか…」、「寄る年波には勝てず」という中傷が入り混じっています。

この報道にいち早く反応したのがオンエアしているテレビ朝日の対応でした。“9話完結は当初の予定通り”と、『FRIDAY~』の報道に強く反論したのです。

しかしSNSでこの件に関する検索をしてみれば、テレ朝が少々慌てたであろうことが手に取るようにわかります。報道が流れてから全体の動きを見てみると、“天の声”が舞い降りてきている可能性も100%否定できません。

1話短縮の報道が事実か否かを判断する材料のひとつは、1クール前の同じ枠『木曜ドラマ』の放送回数でしょう。『嵐』松本潤主演の『となりのチカラ』は全9話で完結しています。

ということは…どうやら自然なローテーションで“低視聴率のため打ち切り”という物騒な、キムタクの黒歴史にはならないということなのでしょう。

さらにキムタクのテレ朝での出演ドラマという括りで振り返れば、『BG~身辺警護人~』第1章は第9話で完結を迎え、第2章は好視聴率にもかかわらず第7話で終わっていました。

こういった同局ドラマの傾向を鑑みれば、第9話で完結も想定内の結論に達します。

つまりテレ朝のドラマは、ドラマの盛り上がり方やキムタクのスケジュール、脚本やスポンサーとの絡みを全てクリアすれば、1クールの回話数は決められていないということのようです。

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『FRIDAY~』がこの部分で勝負をするのならば、“これがカットされた1話分のシナリオだ!”というものを公にできればよかったのでしょうね。

情報の出所は?怪しいのは共演者のマネージャーか

今回テレ朝が過剰とも思える反応をしたのには、1話分短縮されたというストーリーよりも、記事の核心ともいえる“姑息な数字合わせ”ではなかったかと私は考えます。

ページが閲覧できない今、その真相は闇の中に消えてしまいましたけれど…。

ファンがどうにも気になるのが、ドラマの放送回数の増減といった非常にデリケートな情報が一体どこからリークされているのか…といった疑問ではないでしょうか。

これはあくまで私の経験に基づいた意見ですが、この手の情報は共演者のマネージャーからが最も多いように思います。

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ドラマの裏方やADあたりが流していると思っている方もいらっしゃると思いますが、一般の方が考える以上に、現場スタッフの口は頑丈です。少々のエサ(!?)ではなかなか協力していただけないものなのです。

私たちに毎日のように頻繁に現場での出来事アレコレを教えてくれるスタッフなんて、長い記者生活で見たことも聞いたこともありません。

『FRIDAY~』の報道も、共演者の誰かのマネージャーから…と見ているのですが…。

個人的に私は、『未来への~』でのキムタクを、50歳という節目を控えた役者としてチャレンジは十分評価できるものだったと解釈しています。

年齢を考えれば、一般的にこれからより一層演じられる役は限られたものになっていくでしょう。

おそらくそんなこともどこかに感じながら、“主人公が漂わせるヤバさの温度感や、気が滅入るような社会背景”から目を背けずに“新しい空気をまとった作品”を作りたいとしたキムタクの真摯な姿勢は評価されていいと思いますし、昔に較べて役作りが格段にスキルアップしているようにも感じます。

凄腕の外科医、フレンチのシェフ、警察学校鬼教官、そして高校のボクシング部コーチ…半年後、節目を迎えるキムタクの、次の挑戦は何になるのか…楽しみに待ちたいものですね。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 遊戲基地 / CC BY 3.0

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