本田翼が女優として迎える大勝負
この数年、本田のドラマ出演は日本テレビが中心でした。そのスケジュールの合間にフジテレビやテレビ東京などの企画をブッキングするというのが基本的な流れでした。
ところが今年前半は極力露出を控えた挙句、後半にはほとんど実績のないTBSで10月期の“火曜ドラマ”枠の『君の花になる』に主演します。
“火曜ドラマ”といえば過去には『逃げ恥』や『恋つづ』、『ぎぼむす』という局の期待度大の枠です。
しかもこの作品の脚本は、今業界で最も注目されていると言われる吉田恵里香氏で、今年1月期のドラマ『恋せぬふたり』で“他者に恋愛感情も性的欲求も抱かないアロマンティック・アセクシュアル”の男女を描き、向田邦子賞も受賞した脚本家であり小説家です。
私はこの作品での本田の主演に、様々な憶測と妄想を抱いています。
これまでの本田といえば、好感度の高さとは裏腹に、女優としての存在感は“今ひとつ”のように思えます。
そんな彼女が今、30歳を節目に吉田作品で勝負しようと腹を括ったわけです。女優としての大勝負を迎えているのかもしれませんね。
冒頭の破局報道の真偽はわかりませんが、女優として覚醒の時を迎えているのは間違いないような気がします。
女優として確固たるポジションを得るまでは、色恋沙汰はしばらくお休み…私がもしマネージメントする側であれば、歳を経てこれから本田翼はどうあるべきなのかと真剣に考えてもいい時期を迎えていると判断します。
“女優・本田翼”が“好感度の高いCM契約タレント”に追いつく日は来るのでしょうか…。
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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao
記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」
image by : 本田翼公式サイト