続いて「外部的可能性にとどまるとしても、これは現在東アジア秩序を揺るがす危機になりかねない」とし「民主主義移植、核抑止など成就しなければならない目標は多様だが、究極的な焦点は統一になければならない」とした。
そして、優先的な克服対象としてドイツの事例から確認されたように、莫大な統一費用の問題が韓国の若い世代に負担となり得るという点と、吸収統一に対する北朝鮮内部の反発の可能性を挙げた。
さらに、「同盟が統一問題に対して団結した立場を持つなら、はるかに容易だろう」とし、「日本人は韓国を愛しすぎているため二つの韓国を希望するという冷笑的冗談のように、統一で韓国が大きくなること自体は、日本の立場では憂慮されることだ」と指摘した。
さらに、「韓国と米国は、日本の憂慮を完全な協力を通じて払拭しなければならない」とし、「中国も統一後、米軍が中国国境地帯まで進出できるという点で、南北統一に反対の立場を取りうる。中国との疎通チャンネルを開いておくことが重要だ」と助言した。
ベンド研究員は「北朝鮮のパンデミック危機と政権崩壊の可能性は実質的に危急な事案」とし「これに対応して新しい政治的秩序を構築する責任は窮極的に韓国にあるが、米国も長期的分断治療において固有の役割を果たさなければならない」と強調した。
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