尹錫悦はどこまでやれる?自ら言及した日本との歴史問題で試される本気度

291331440_333286655671941_4782252128284360240_n
 

日本との関係改善を以前から語っている尹錫悦大統領。こじれにこじれた過去史問題についてもとうとう語ることとなりました。今回のメルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、直近の懇談会で語られた内容を一問一答形式で掲載。そのなかで日本との歴史問題についても触れています。

尹錫悦よ、どこまでやれる

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7月1日、「韓日両国が未来のために協力できるなら、過去史問題も十分に解決していく」と述べた。

NATO(北大西洋条約機構)首脳会議に出席するためスペイン・マドリードを訪問した尹大統領は同日、帰国途中の大統領専用機(空軍1号機)で機内懇談会を開き、このように述べた。

尹大統領は「過去史問題が両国間の進展がなければ懸案と未来問題についても議論できないという考え方は避けなければならない」とも強調した。さらに北朝鮮の核・ミサイル脅威について、「非常に強硬な対応が必要だという各国首脳の立場を確認することができた」と述べた。

次は一問一答。

――岸田日本首相に対して「両国間の関係を発展させるパートナーになる」と言及したが、日本はまだ残っている過去史問題に対して韓国に一方的に解決策を要求している。これを解決していく腹案があるのか気になる。今回できなかった韓日首脳会談は今後どのように推進するのか。

「私が政治宣言をしてちょうど1年と1日が過ぎた。政治宣言の時も、選挙過程でも国民に申し上げたが、過去史問題と両国の未来問題はすべて同じテーブルに置いて一緒に解決していかなければならない問題だ。過去史問題解決に、両国間の進展がなければ懸案と未来問題も論議できないという考え方は避けなければならない。全部一緒に議論できる。韓日両国が未来のために協力できるなら、歴史問題も十分に解決していくという信頼を持っている」

――今回の歴訪の中で最も印象的な日程は何か。

「韓日米首脳3者会談が最も意味があった。NATO首脳会議の本会議に出席し、各国首脳から安保懸案に対する立場を聴取したことが、第二に意味があった。そして韓国とともに参加した日本、オーストラリア、ニュージーランドなどAP4首脳会議(=NATOアジア太平洋パートナー首脳会合)もかなり意味があったと評価したい」。

print
いま読まれてます

  • 尹錫悦はどこまでやれる?自ら言及した日本との歴史問題で試される本気度
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け