褒められるとつい謙遜。素直に喜ぶにはどんな心持ちが必要なのか

 

「私なんか」「うちの家族なんか」「私の持ち物なんか」と思っていると、自分も、自分の周りの人も、自分を取り巻くもの全ても、ゴミやがらくたみたいに見えてしまいます。ゴミやがらくたは誰だって雑に扱います。

でも、「私」も「私の家族」も、「私のもの」も、すべてが本当に大切なものだと思ったら。たとえそれが300円ショップで買ったプチプラのアクセサリーだとしても、それを「いいな」「自分に似合うな」と思って数あるアクセサリーの中から選んだという大切な物語があるものだとしたら、たぶん前述の言葉は出てこないでしょう。

「ありがとうございます。気に入ってるんですよ!」となるでしょう。娘さんの件だって、「ありがとうございます。娘が頑張って合格できて、私もうれしくなっちゃって」みたいな言葉が出てきませんか?

自慢したり見せびらかしたりすることではなく、ただ「大切だ」と思うこと。そして常日頃から大切に扱うことを意識する。なんだかそれだけで、余計な一言は出てこなくなると思うのですが、いかがでしょう?

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有限会社ヒューマン・ギルド 取締役研修部長 公認心理師(登録番号: 29160号) 。日本アドラー・カウンセラー協会認定シニア・アドラー・カウンセラー。日本アンガーマネジメント協会認定 アンガーマネジメント・ファシリテーター 平成元年 三菱電機株式会社 入社。その後、ビジネス誌編集、語学専門学校専任教師など、20年以上にわたるビジネス経験を経て、自身が働く中で壁に当たった際に出会ったアドラー心理学を修得。 現在、日本におけるアドラー心理学の一大拠点であるヒューマン・ギルドにて、アドラー心理学研修講師(企業・自治体、教育機関、個人等)、カウンセリング、書籍執筆などを担当。

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