中日・木下雄介投手の妻が球団の“不誠実な対応”を明かす。弔慰金500万円で解決図る?遺族を傷つけた酷い言葉

2022.07.11
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by たいらひとし
Y.Kinoshita
 

7月7日発行の週刊新潮が昨年8月にコロナワクチン接種後に死亡した中日ドラゴンズの木下雄介投手の遺族と球団側との話し合いに争いが起きていると報じた。この報道を受けて木下投手の妻がInstagramで「報道はほぼ事実」と認めたことで、ファンからは球団に対する失望の声が上がっている。

コロナワクチン接種の翌日のトレーニング中に異変

木下投手に異変が起きたのは昨年の7月6日11時頃。球団トレーニングルームで下半身のウェイトトレーニング後のことだった。6月28日にモデルナ製のワクチン接種を受けた後で、ベンチに腰掛けていた木下投手は意識を失い、身体は硬直していたという。

病院に運ばれた木下投手はICUで緊急手術を受け、心臓に機械を入れた。1週間後には心臓自体は蘇生し始めたものの、脳死状態になった。それから一カ月も経たない8月3日、木下投手は低酸素脳症による臓器不全で亡くなっている。

遺体解剖したところ、劇症型心筋炎が原因で心臓が急に止まったと判明。ワクチン接種後に激しい運動を行ったために副反応の心筋炎が起きた可能性が高いと言われている。

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週刊新潮によると、球団側は遺族に500万円の弔慰金を提示して全てを納めようとした。しかし、球団の選手が結んでいる統一契約に基づくと、試合や練習中などの稼働中による死亡事故が起きた場合、球団は5000万円の補償金を選手の相続人に支払う義務があるという。

つまり、木下投手の死が練習に直接起因したものと認められれば、500万円ではなく、5000万円の補償金が支払われるはずである。

しかし、球団側は補償金の規定を家族に通知しておらず、遺族が補償金の存在を知っても、球団は練習と心肺停止との因果関係が証明できないと、補償金の支払いを拒んでいるというのだ。

この報道に対して木下投手の妻は7月10日にInstagramで「DMを送って来て下さる方もいたりして知らん顔できない状態になってきたので週刊誌の件について触れさせて頂きます」として、この件について言及した。

「これは違う。と思う点がいくつかありましたが、記事の内容はほぼ事実です」と中日との争いを認めた。さらに球団側から信じられないような酷い言葉を言われ、また酷い対応だと感じることも多々あったという。しかし、球団と円満に解決する事を望んでいたために、いままで沈黙を貫いてきたと語った。

「このような状況になってしまった事は本当に悲しく何故、こうなってしまったのだろうと思うばかりですが私は、真実だけをきちんと公表したいと思っています」としたうえで、「また、日を改めてお話しさせて頂きたいと思っているのでご理解、宜しくお願い致します」と結んでいる。

木下投手は2016年に育成枠でドラフト1位で入団。2021年の開幕一軍を期待されていたが、3月21日のオープン戦の投球中に肩を脱臼した。脱臼と肘の手術を同時期に行い、2022年の復帰を目指して、懸命なトレーニングを続けていた矢先の訃報だった。

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ファンからの期待も大きかった選手だけに、今回起きている件に関して知った人たちからは、「これが事実なら身売りしろ」「中日に誰も入りたがらんぞ」など、球団の姿勢に対して失望する声があがっている。

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