欧州の混乱が進む
今月の始めには、イギリスのジョンソン首相も辞職に追い込まれ、西側、NATOの中心国であり、G7のメンバーという大国のうち2か国でトップが近日中に辞職することとなりました。
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実はフランスでも6月の総選挙で、マクロン大統領の与党連合が大敗北を喫し、政権運営が不安視されていますが、この背景は全て、ウクライナ紛争に起因する、エネルギー高騰、物価高騰による国民の不満が絡んでいます。
欧州の混乱、分断を狙うプーチン大統領の狙いがある程度奏功していると言わざる負えない状況が生まれているといえるのです。
次回はイギリスの保守党の決選投票を直前に迎えるタイミングですので、イギリスの次期首相が誰か、新政権が世界に与える影響が何か、その辺りのお話をしたいと思います。
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出典:メルマガ【今アメリカで起こっている話題を紹介】欧米ビジネス政治経済研究所
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