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菅野美穂45歳、使用禁止ヌード公開の大人な事情とは?「俺が脱がせたんだ」関係者が語った裏切りと借金の日々

45歳の誕生日を迎え、ますます美しさに磨きがかかる女優の菅野美穂さん。そんな彼女が「絶対に使わないで」と懇願した使用禁止のヘアヌード写真は、なぜ世に放たれたのでしょうか? 当時20歳、人気絶頂だったトップ女優の“秘部”がお蔵入りをまぬがれた裏には、周囲の大人たちの黒い思惑があったようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが考察します。

「俺があの菅野美穂を脱がせたんだ」

今日は、最近読んだ芸能記事で特に印象に残っている事を書こうと思います。

それは『文春オンライン』が報じた“菅野美穂45歳に 「人から見られることがこんなに大変だとは…」”という記事です。

菅野が45歳になっていたという驚きと、25年前に世間を騒がせた写真集『NUDITY』について、本人が当時の思いを語っていたことで貪るように一気読みをしてしまいました。

25年前といえば、私は別件でこの写真集を発売した出版社に度々顔を出していたことを思い出します。

この出版社社長とお茶をした時、何度か自慢気に出てきたのが菅野の話題だったのです。

“俺が、あの菅野美穂をついに脱がせたんだ”的な…。

菅野は、朝ドラ『走らんか!』の番手に出演し、1996年4月期には『イグアナの娘』というドラマで、デビューからたった3年で主演を果たしていました。

“飛ぶ鳥を落とす勢い”とはまさにこのことだと思ったものです。

そんな将来の有望株を“口説き落とした”わけですから、社長としたら鼻高々になるのも無理はなかったでしょうね。

しかし綿密に計算された実母の戦略で16歳で“ふんどしカレンダー”を、18歳でオールヌード写真集『Santa fe』を見せた宮沢りえは置いておいても、デビューから4年の、将来どう“化ける”かわからないほどの逸材を脱がせるとは…“この所属事務所は随分大胆なことを仕掛けてくるんだなぁ…”と思ったことを覚えています。

発売は菅野が20歳の誕生日でしたから、撮ったのは19歳…出演する作品の役柄絡みでもなく、この段階でオールヌードになることは将来的に何の意味があるのか…と。

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菅野さんNGのヌード写真を「俺は使うつもりだ」

人気沸騰中の20歳の女優のオールヌード写真集発売に、出版社社長は更にこんなショッキングな裏話も私に話してくれました。

“本人(菅野)から「このカットは絶対に使わないで下さい」とお願いされているものが何点かあるんだけど、俺は使うつもりだ。売れるぞォ~これは…”

前述した宮沢りえの『Santa fe』はこの6年前に出版され、155万部という驚異的な売り上げをみせます。定価は4,500円ですから単純計算で69億7,500万円…今でもヤフオクやアマゾンで定価以上の価格でやり取りされているのをご覧になっている方もいらっしゃるでしょう。

社長は半分傾きかけていた自社を、この『NUDITY』で建て直せると平常心を失っていたのかもしれません。

そのためには、掟破りの手さえ使うと。

さて、『文春~』で当時の心境について菅野は、10代が終わるのを前に“自分を見失いかけ、不安定で、どうすればよいのかわからなくなっていた~(中略)~一番自分がやりたくないことをやってみれば、世界が変わるかもしれない”と話しています。

写真集の出版記者会見で、おでこをテーブルに押し付け、突っ伏して号泣していた菅野は、“周りの質の悪い大人たちに騙された”ことを、今では“若気の至り”と割り切れる程、随分と大人になったものだと私は勝手に解釈しています。

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菅野美穂さんへの裏切り、背景に多額の借金か

もうひとつ、この写真集の発行部数を巡って複数の週刊誌で激しい論争が巻き起こったこともありました。

菅野の所属事務所を直接取材した週刊誌は約55万部だと報道したものの、写真集を印刷したという関係者に取材した週刊誌は82万部と報道したのです。

この17万部という数字の違いは何なのか…本当に82万部を売り上げたのなら、その売り上げはどこに行ったのか…まぁ芸能界では度々起きるトラブルではありますけれど。

私は後日、出版社社長にこの件を聞いてみました。

すると“ボクもいろんなところに借金があるからね…”と、ボソッとその心情を漏らしたのです。

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この『文春~』の記事は、多額のお金が生まれるところには、平気で人を傷つけるような有象無象の人物が集まってくる…これは今も昔も職種に関係無く起きること、を改めて思い出させてくれました。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 菅野美穂公式サイト

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