探偵事務所で一番多い依頼は「うちの社員、サボってないですか?」という衝撃

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探偵が普段、顧客から受ける依頼の中で一番多いもの、どんなモノかご存知でしょうか? 意外な事実を教えてくれるのは、メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さん。後藤さんが最近で一番多かったというその依頼をご紹介しています。

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探偵事情:サボり調査

前回までは、「ちょっと変わった依頼」シリーズをお届けしてきましたが、今回はその逆、一番多い依頼シリーズです。

探偵業界全体でみると、一番多いのはもちろん浮気の依頼ですが、僕が経営する探偵事務所では、月にもよりますが企業関連の依頼が多いです。

その企業関連の中でも一番多いと感じる依頼は、「職務懈怠」についての依頼です。職務懈怠、簡単に言えば「サボり調査」です。

サボり調査と言っても新入社員などがきちんとサボらずに仕事をしているかを調査するわけではなく、調査対象者は部長クラスが多いです。

目的は、その対象となる人物を監視するためではなく、仕事をしていない、または会社に貢献していないという証拠を収集するということです。

つまり、解雇したい社員を調査するということです。

現在の法律では、社員に会社を辞めてもらうことは非常に難しくなっています。そんな社会なので、部下にネガティブキャンペーンを行っていたり、周囲の士気をさげたりと会社に人的に損害を与えている人物がいても、簡単に辞めさせることができないのです。

強制的に辞めさせてしまえば、「労働基準監督署」に入られてしまう可能性が高くなってしまい、会社は結果的にマイナスな社員がいる以上の損害を被ることになります。

そこで役に立つのが、僕の事務所で行っている職務懈怠調査です。

会社に貢献していない、営業日報と異なっている動きをしている証拠を積み重ね、その証拠を持って、その社員と話し合いを行う。

そこで強制的に辞めてくれと言うのではなく、自主的に退社してくれと伝える。こういった筋書きで、調査から退職までを持っていきます。

なかなか社員を辞めさせることができない今、この方法が一番、全員が納得&ローコストでいけるのです。

こんな調査内容が、今月も一番多かった依頼でした!

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平成3年生まれ。探偵歴10年。愛知県出身。好きな調査シーンは張り込み。19歳から探偵の修行を始め、他の職業をやることなく社会に出て現在までずっと探偵。中高生の頃から中南米地域に興味があった為、好きな探偵と中南米を合わせよう!ということで23歳のときに中南米で探偵をする為グアテマラ入りをする。グアテマラにて活動後、事業の基盤作りの為帰国。まずはアジアからということで現在はバンコクやマニラなどでの調査を経験しながら、国際探偵への道を走っている。多くの男女トラブルや企業内外の調査を受けている。

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