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食糧危機の切り札「ゴキブリミルク」大量生産へ。君は生き延びることができるか

いま、かつてない規模の「食糧危機」が予測されているのをご存じでしょうか?新型コロナ、戦争、温暖化、インフレなどの影響で逼迫する世界の食糧需給……しかし人類も、ただ手をこまねいているわけではありません。メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが最新情勢をご紹介します。

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牛乳の3倍の栄養!ゴキブリ・ミルクはゲイツ謹製

ぶっちゃけ、地球規模の温暖化やウクライナ戦争の影響で、食糧危機が間近に迫ってきているようです。

日本は少子化傾向に歯止めがかかりませんが、世界では途上国を中心に人口爆発が続いており、今世紀中には80億から100億人にまで膨らむと予測されています。

当然、限られた食糧資源を巡る争奪戦が激化する雲行きとなってきました。

そんな中、注目を集めているのが「昆虫食」や「代替肉」に他なりません。

世界経済フォーラム(WEF)でも「環境問題の対策としては昆虫食に勝る選択肢はない」と2021年に宣言しているほどです。

その旗振り役を演じているのがビル・ゲイツ氏。先日も来日し、日本政府から旭日大綬章を受けていました。

そんなゲイツ氏らが推奨するのが、何と「ゴキブリ・ミルク」です。

インドの科学者らが2016年から始めた研究によれば、ゴキブリから得られるミルクには牛乳より3倍も多い栄養分が含まれているとのこと。

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“Gの種類”を間違えるとヤバい

もちろん、どんなゴキブリでもそうかというわけではありません。

「パシフィック・ビートル」と呼ばれるゴキブリに限られるのですが、子育てする際に母乳を出すことが確認されています。

そして、その母乳を調べたところ、タンパク質の結晶が見つかり、その含有量は通常の牛乳の3倍というわけです。

これにはゲイツ氏はじめ、世界の投資家もビックリでした。

現在、ゴキブリ酵母が抽出され、ゴキブリ・ミルクの大量生産への準備が始まっています。

タンパク質、脂肪、糖分、アミノ酸など、栄養分が十分に確保できるため、ゴキブリ飼育を通じて、地球温暖化をもたらしている牛など家畜を減らせるという触れ込みです。

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食文化の大転換。ついていけるか不安です…

同様に、コオロギへの関心も高まっています。

既に、カナダではコオロギから代替肉が生産され、一般のスーパーマーケットで発売中です。

オンタリオの食品メーカーでは毎週5000万匹のコオロギから小麦粉とよく似た粉末を製造し、食品やスナックに使っています。

何しろ、カナダ政府はこうした昆虫食を広めるために850万ドルの補助金を支給しているほどです。

というのも、コオロギ食は鶏肉の2倍、豚肉の4倍、牛肉の12倍の効率の高さで生産が可能と分析されているのですから。

ぶっちゃけ、われわれの食生活は歴史的な転換点を迎えつつあるといえます。

果たして、ゴキブリやコオロギが主役となる食文化に、皆さんは馴染めそうですか?

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image by: Rob Crandall / Shutterstock.com

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