小泉進次郎が国民に迫るセクシー昆虫食!?「コオロギ給食」炎上で不安の声、「日本の食文化が破壊される」「子供が可哀想」食育上の疑問も

2022.11.30
by たいらひとし
arata201908151
 

28日、徳島県の県立高校で試験的に「食用コオロギ」の粉末が学校給食として提供されたことがネット上で大きな話題となっている。昆虫食は「環境への負担が少ない」「栄養価が高い」「生産・加工がしやすい」などメリットがあるとされている。従来の農作物では森林を伐採して環境破壊につながり、畜産は鳥インフルエンザなどのリスクがあるため行き詰まっている。そんな食糧危機の救世主として注目されている昆虫食だが、一部の支持者を除いて、抵抗が多いのも事実。本当に昆虫食は普及するのだろうか?

「気持ち悪い」「まっぴらごめん」普及を阻む親世代の根強い抵抗感

報道では「昆虫食」が肯定的に伝えられているが、やはりネットの声を拾うと、抵抗を感じる声が大多数だ。

「気持ち悪い」「まっぴらごめん」「『海老に似て美味しい』というが、そもそも虫が口の中に入っていると思っただけで、耐えられない」「粉末にしたからといって、虫を食べているという抵抗感は消えない」「子供が可哀想」「いま学生じゃなくて良かった」などと、「昆虫食」を頑として受けつけない人が多い。

また、昆虫食自体に抵抗はないものの、現行の昆虫食の価格が高かったり、昆虫を大量に飼育するシステムがまだ確立していないため、「普及するのは無理だろう」と悲観する人も多い。

巨大匿名掲示板「2ちゃんねる」創設者で実業家のひろゆき氏は、「昆虫食で食糧危機を補おうと考えている人はみんなバカ」「現行の農耕牧畜をより生産的にする方が早いのでは」と完全否定している。

さらにネット上では、ビル・ゲイツが昆虫食に投資していることから、「昆虫食を洗脳させて、ひと儲けたくらんでいるのでは?」「富裕層だけが肉を食べて、庶民は虫でも食べとけというプロパガンダだな」などという説も飛び交っている。

“環境推進派”の小泉進次郎が昆虫食「義務化」の危険も?

そんな炎上状態の「昆虫食」騒動の中、あらためて注目されているのが、元環境大臣・小泉進次郎議員の「昆虫食」パフォーマンスだ。

環境大臣時代には悪名高き「レジ袋有料化」を実現したことで知られる彼だが、大臣を辞した後も、ヴィーガン食や食品廃棄などの問題に取り組んでいる姿がSNSで伝えられている。そんな環境にうるさいとされる彼の最新の興味が、あろうことか「昆虫食」だというのだ。

今年4月には、近畿大学の大学院生である昆虫食YouTuberかずき氏とインスタライブでコラボし、コオロギやカイコを食す様子を配信。

さらに5月には、そのかずき氏を招いて議員会館で武部新議員らと共に、昆虫食を頬張りながら、「オレ、今、食べてる」と新たな名言を残している。

以前も食べていたはずの昆虫を、あたかも初めて食べるかのように食べてみせた小泉氏は、やはりただものではないのかもしれない。

しかし、「レジ袋有料化」を推し進めた上に、撤回されることなく全国に普及させた進次郎の行動力をみくびってはいけない。菅義偉氏が首相を退任してから不遇が続いている進次郎氏だが、変に実行力のある小泉氏のこと、必ず昆虫食を全国の学校給食に取り入れたり、末は「昆虫食の義務化」まで実行するに違いない。

「レジ袋有料化」にも懲りない男が、こんなところで再び実行力を発揮することがないように祈るばかりだ。

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