カフェオーナーのお友達がテレビで見せていたのも、彼女の人生のほんの一部である、キラキラした「切りぬき」です。田舎暮らしの面倒さや大変さ、離婚した時の修羅場、とんとん拍子に行くわけもないであろう秘境でのカフェ経営。たぶんそのあたりはテレビでは赤裸々には映しません。映していないからといって、無いわけではない。
彼女と自分を比較して、自分がみじめになる必要なんて何もないのです。というかそもそも比較に意味がない。自分の人生の主人公は自分ですし、人格形成期を過ぎたら、自分の人生のシナリオを書くのは自分です。そうですね?
これからの人生のシナリオを「N子はみじめで孤独な老後を送ったのであった」で終わらせるのか、「このことを機に、N子は一念発起し、大きく自分を変えて、残りの人生を最大限幸せに謳歌した」と書くのかはN子さん次第です。
これからの物語で、もう一展開、ふた展開させてみてはいかがでしょうか。何をするかは、ご自身しかわかりません。自分は何を、どうしたいのか考える絶好のチャンスが今来ているのかもしれません。
読んでいる人が「続きが楽しみ!」と思う物語、私も楽しみにしています。
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