アントニオ猪木氏がNYで遺した珠玉の名言10個。「針の穴ほどの小さな穴も…」燃える闘魂が心に染みた

 

世界を巻き込んで戦い続けた闘魂の言葉はどれも珠玉。インタビューで頂いた言葉をざっと並べただけでも…

「針の穴ほどの小さな穴も、イジってりゃそのうち大きくなる」

「男の人生、敵のひとりやふたりいなくてどうするの」

「猪木が笑えば、世界が笑うってね(笑)」

「1回のミスより1回の人生を大切にしなさい」

「おんなじ場所にこだわってしがみついてたら、運なんて回ってこねえって」

「年とともに、人間の欲望を変えていかないと。金や女をいつまでも追ってることほど浅ましいことはないんだから」

「不公平だ、不公平だと不満を言っててもしょうがない。矛盾だらけの世の中なんだから、それでも突き進んで行きゃあいいんだよ」

「元気がありゃあ何だってできるんだよ。元気だって賞味期限があるって誰かが言ってたけど、日付を変更して明日がくりゃフリダシなんだよ(笑)」

「世界に出られる時代なのに、世界に出ないのはもったいないよね」

「(今まで戦ったレスラーで)常識外で強かったのはアンドレ(笑)」

etc……..

インタビューの内容はプロレスとはまったく違った南米の食料危機問題、環境汚染の問題、人口問題に及びました。だけど、そのすべてがあまりにスケールが大きすぎて、正直、話についていくのがやっとだった。すべてが規格外の人だった。

生前最後のご様子がYouTubeにアップされていました。ベッドから上体を起こすのがやっとの状態でも「世間の(日本を)なんとかしてくれって言葉が(今となってはシンドくて)敵なんだけれど」と力無く笑い、「でも、敵がいる限りはいいよね」と結んでいました。

9年前のインタビューとの整合性を感じてほしい。なにひとつ変わっていない。最期の最期までブレず。最後の最後まで人生のすべてを戦っていた。

特に「男の人生、敵のひとりやふたりいなくてどうするの」と言って豪快に放った時の笑顔は、僕の中の何かを確実に変えてくれた気がします。

そうか、猪木さんでも亡くなるんだ…。人類史においてただの一度の例外もない絶対法則すら、猪木さんにおいては「意外」に思えた。猪木さんは、死なない。どこかでそう思っていた。

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