エッセイの中高生部門の最優秀賞はやや重いテーマである戦争と平和を扱った「デイジー花壇」だった。山口県立天口高等学校に通う久保直香さんが書いたこのエッセイは、「平和とは何だろうか?」という話題を投げかけた。久保さんは「この世は平和だと思う」とし「時にはゴロゴロすること、韓国語を勉強すること、味方がいること…。日常のささやかな幸せ」と書いた。彼女は「この世の花壇がデイジーで溢れるまで、私たちお互いにデイジーの花を渡しあおうよ」と書いた。ウクライナ戦争に言及しなくても、平和を書いた部分が高い評価を受けた。
「ハングルカリグラフィー公募展」には単語が持つ意味と性格を絵画的に表現した作品「受験」(ジョン・ギブソン、32)が最優秀賞、ハングルの母音をキュウリの絵で絶妙に表した90歳のおばあさん川口能恵(90)さんの作品「キュウリ」が優秀賞を受賞した。16歳の本花さんが空と紙飛行機を重ねる躍動性の中に書き入れた「行こう」というカリグラフィーも入賞した。
駐日韓国文化院は15日までに受賞作であるエッセイ49点とカリグラフィー26点を東京にある韓国文化院で展示する計画だ。駐日韓国文化院のコン・ヒョンシク院長は「韓国文化を大切にする日本人の暖かい心を感じた」として「韓日関係が良くなることを願う大切な気持ちが韓日の多くの政治家にも伝わってほしい」と話した。
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