障壁は「昭和おじさん」か。男性と非正規の育休取得率が低いワケ

 

それだけではありません。多くの国では、「国のあり方の長期的なビジョン」が国民と共有されているのです。出産・育児、教育、老後など、それぞれのライフステージによって、国民のすべてが豊かになるための政策を進めてきた歴史がある、そのうちの1つが、育児休暇です。

つまり、豊かさはみんなで共有するもの、公平であるべきもの、という考えが浸透しているので、育休を拒否したり、取りづらい空気になったりすることがない。「すべての人の人権を尊重する」という当たり前が、根付いているのです。

日本でも、誰もが「子供は宝」といいます。子供は未来だと。なのに、その“宝“を産み、育てる機会を奪う人たちがあとを絶たない現実。超高齢社会なのに、社会のスタンダードが「バリバリ元気に働ける人」という不条理。

いったいこの国は、どこに向かっているのでしょうか。みなさまは、この問題についてどのようにお考えでしょうか?是非ともご意見、お聞かせください。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

初月無料で読む

image by: Shutterstock.com

河合 薫この著者の記事一覧

米国育ち、ANA国際線CA、「ニュースステーション」初代気象予報士、その後一念発起し、東大大学院に進学し博士号を取得(健康社会学者 Ph.D)という異色のキャリアを重ねたから書ける“とっておきの情報”をアナタだけにお教えします。
「自信はあるが、外からはどう見られているのか?」「自分の価値を上げたい」「心も体もコントロールしたい」「自己分析したい」「ニューストッピクスに反応できるスキルが欲しい」「とにかくモテたい」という方の参考になればと考えています。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』 』

【著者】 河合 薫 【月額】 ¥550/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 水曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 障壁は「昭和おじさん」か。男性と非正規の育休取得率が低いワケ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け