多くの名言を生み出しているアップル創業者の故スティーブ・ジョブズ。ビジネスに役立つ名言が多いことで知られていますが、今回は今まで語られてきた物よりもさらに一歩掘り下げた名言を掲載している一冊を、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の中で紹介しています。
ベゾスの次はジョブズ⇒『スティーブ・ジョブズの生声』
ジョージ・ビーム・著/鹿取孝・訳 文響社
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、文響社さんが仕掛ける、偉人の「生声」シリーズの2冊目。
昨日は、アマゾンの創業者、ジェフ・ベゾスの言葉を集めた『ジェフ・ベゾスの生声』を紹介しましたが、今日はそのスティーブ・ジョブズ編です。
編集者も訳者も違っているのですが、本の作り、構成はほとんど同じですね。
ちなみに編者のジョージ・ビームさんは、アメリカ・ヴァージニア州在住のジャーナリストで、本書のアメリカ版は発売前から米Amazonなどでベストセラーランク入りを果たしているそうです。
時系列の本人発言を並べ、スティーブ・ジョブズの思考がどう変化してきたか、思考によってビジネスがどう進化してきたかを検証できる内容で、名言集として読んでも面白い内容です。
ジェフ・ベゾスと違って、ジョブズの場合、目次に「リベンジ」があるのが面白いですね(笑)。
ちなみに、目次は以下のパートに分かれています。
「PART1 挑戦」(1981-1991)
「PART2 逆境」(1993-1996)
「PART3 リベンジ」(1997-1999)
「PART4 飛躍」(2000-2004)
「PART5 プライド」(2005-2008)
「PART6 未来」(2009-2011)
亡くなった2011年までの発言が網羅されており、思ったよりも知らないセリフが収められています。
ジョブズの場合、たくさん名言があるので、あえてマニアックなところを狙ったのかもしれませんね(もちろん、メジャーな発言も押さえられています)。