EV市場で周回遅れのトヨタ、ようやく気づいた「テスラの優位性」

 

周回遅れで市場に参入しようとしたトヨタ自動車が、今になってようやく「Teslaの優位性」に気が付き、プラットフォーム、製造過程、電池も含めて根本的に見直さなければならなくなってしまったのです。

それに気が付かずにそのまま参入して討ち死にするよりははるかにマシですが、かなりヤバい状況であることは否定出来ません。

【追記】ちなみに、この日本の記事のソースは、ロイターによる「Toyota scrambling behind the scenes to reboot EV strategy」という記事だったようです。この記事によると、トヨタはTeslaをベンチマークとして自社の生産プロセスを評価しており、e-TNGAのさらなる改良、もしくはe-TNGAを捨てて新たなプラットフォームをゼロから作るかの選択肢をせまられている、とのことです。
Toyota scrambling behind the scenes to reboot EV strategy – Autoblog

この記事の中には、電池の冷却装置とエアコンを一体化していることやギガプレスもTeslaの利点としてトヨタが認めていることを指摘しており、私が上に書いた懸念通り、このままでは、生産コストでTeslaと勝負出来ない状況にあるようです。(『週刊 Life is beautiful』2022年11月1日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみ下さい。初月無料です)

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image by:mimpki/Shutterstock.com

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