事務所をやめたタレントに対して、マスコミを使って散々叩いてイメージダウンを図り、独立後に仕事を干させる……。そんなネガティブキャンペーンをおこなうのが、ひところの芸能事務所の常套手段だった。ジャニーズ退所後の滝沢秀明(40)についても、以前ほどあからさまではないが、ネガキャンらしき報道が出始めている。しかし、そんな報道など滝沢本人はどこ吹く風。すでにSNSを開設するなど、早くも新たに始動する動きが出ているようだ。
「スパルタ」「タキニ」「激変」タイトルで匂わし滝沢バッシング?
一番ひどいネガキャン報道は女性自身の「滝沢秀明 電撃退社の陰にスパルタ指導の闇…演出舞台で後輩が疲労骨折、スタッフも白髪だらけに」という記事だ。
タレント時代からセリフは全て入っており、睡眠時間3時間という完璧主義者だったが、裏方に回ってもその生活を貫き、周囲にもそれを強要していたとしている。
記事によると、滝沢の細かい指示に従ったがためにスタッフの一人はすっかり白髪になり、「滝沢歌舞伎」の名物である「腹筋太鼓」を受け継いだSnow Manの宮舘涼太などは厳しい稽古で体重が7キロも落ちたという。
滝沢がプロデュースしたTravis Japan主演の「虎者」では、5.5mの高さから背面でトランポリンに降りる危険な演技を強要し、メンバーの吉澤閑也が疲労骨折するなど、怪我人が続出。メンバーの体を心配したファンの多くは、トランポリン演技と滝沢演出を外してほしいと願ったという。
また滝沢がアメリカのミネラルウォーターを輸入する会社の取締役となり、その水をジャニーズショップの自動販売機で売ろうとしたのではないか?という“匂わせ”のような記述もあった。
疑惑をほのめかしているに過ぎない内容だが、滝沢を貶めるには充分だろう。
また日刊ゲンダイDIGITALでは、滝沢が自分の気に入ったグループやメンバー、いわゆる「タキニ」ばかりをひいきし、その他の後輩を冷遇することを一部のファンが嫌っていたと報じている。この記事では、「タキニ」のおかげで現在「Silent」(フジテレビ)での演技が注目されるSnow Manの目黒蓮などを発掘したなどの功績も伝えている。世間一般的には、滝沢に同情や心配する声が多く、読者からの反発を避けるためにバランスをとっているのかもしれない。
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ネガキャンはジュリー社長の差し金か?
FRIDAY DIGITALも他メディアと同様、遠回しに滝沢をディスっている感じだ。インタビューを担当した記者によると、滝沢は記者泣かせで、心ここにあらずのおざなりな返答しかせず、「話題が広がらず、面白い記事が書けない」のに困惑したという。
このようなネガティブ報道がいくつも出回るのは、元いたジャニーズ事務所や藤島ジュリー景子社長による「差し金」ではないかと勘ぐられてしまうのも無理はないだろう。今回の退所について、ジュリー社長との確執の可能性も一部メディアが報じているが真相は不明だ。
(※編註:「ジュリー喜多川」は「藤島ジュリー景子」の誤記)
現在、滝沢から退所に関するコメントは一切出ていないし、退所後の手続きも弁護士を通して話し合いが進んでいるとのことで、けして円満退社ではなかったことだけは間違いないようである。
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