「他人に与える人は、与えられる」を本気にする人がひっかかる“罠”

The word "GIVE" in hands in cupped shape. Concepts of sharing, giving,
 

自己啓発本で、「ギブしでギブしでギブしまくれ!」と書かれていることがあります。

しかし、お客様に不公平を生み出してしまう本業については分けて考える必要があります。

また、少し調べればわかるようなことまで何でも聞いてくる人も論外です。

そのような人は、人のエネルギーを奪う「くれくれちゃん」です。下手に与えてしまうと人脈や情報、時間をどんどん奪っていきます。このタイプは、距離をおくのが賢明です。

本業である税務関係以外のことについては、自分でお役に立てることならば、ありとあらゆる相談に乗っています。

人生、仕事、恋愛、お勧めの書籍、セミナーに関すること。できる限りどんな相談にも見返りを一切求めずに答え続けています。

「手伝ったから、手伝ってください」、「紹介したから、自分の件も紹介してください」、「シェアしたから、私もシェアしてください」と言う気持ちは、一切ありません。

なんて偉い人なんだろうって思いますか。すごい偽善者と思われるかもしれません。でも、偉いわけでも、打算的なわけでもないのです。見返りを期待して何かをすると疲れるからです。

「こっちはしてやったのに、何の見返りもないなんて!」

そう考えると、せっかく良いことをしていてもマイナス思考に陥ってしまいます。よく「人に貸したお金は返ってくることを期待してはいけない、上げたと思え」っていいますよね。貸すくらいなら、あげてしまえと。

貸したお金が返ってこないとストレスになるので、返ってこなくてもいいと思って貸したほうがいい。まぁ、お金を返さないような相手は友人ではないと思うので「手切れ金」と考えてもいい。それと一緒で、与えたことの見返りなんて期待しない方が気楽です。

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