日本のテレビで、世界から日本に旅行でくる日本大好き外国人観光客を空港で捕まえては「何しに来たんですか?」と滞在に密着する番組がヒットしています。日本のカルチャーが好きで、日本にわざわざ来た外国人たち。
子供の頃から好きだったアニメの舞台に惹かれ、世界最高峰の日本のデザートを味わいに、日本の神社仏閣になぜか魅入られ、フィンランドから、イランから、デンマークから、日本のラーメンを、パフェを、TAKOYAKIを食しに、参拝しに、修行しに。彼らは日本マニア。そんな彼らの日本愛を電波に乗せ、世界に誇れる国だと謳います。そんなメディアの影響も多分にあると思われます。世界から愛されている国の、我々は国民なんだ、と。
では実際はどうなのだろうか。完全に主観ですが、ニューヨークで世界中の一般人と触れている僕の率直な感想は…「だいたい当たってる」。
7割~8割方、当たっているとは思います。いや、カルチャーなどある側面からいうなら10割当たっていると言ってもいいかもしれない。大概にして、日本、もしくは日本人はまぁいい印象で受け止めているニューヨーカーは多い気がします(もちろん、例外はあらゆることに存在します)。
実際に、毎日のように乗るタクシーでは、世界中のあらゆる国から出稼ぎにきた運転手さんに「おまえ、日本人か!?」と話しかけられることは多い。そこから日本の素晴らしさを語る流れは珍しくありません。行ったことがある人、いつか行きたいと思っている人、おしなべてポジティブ面を強調してきます。羨ましがる点。賞賛する点のベスト3は以下の通り。
1)安全・衛生・人柄
治安の良さや街並みの清潔さ、日本人の礼儀正しさ、謙虚さをことさら強調してくる。行ったことがある、ないに関係なくです。以前、旅行で行ったけど、ホテルが綺麗だったよ!こんな街(ニューヨーク)より安全じゃないか、なんでおまえはこんなとこにいるんだ!友人に日本人がいるけど、本当に真面目なやつでね!等
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