「愛人手当」を理解して税金をハックせよ
「キャバ嬢への愛人手当を経費で落とす方法」などというと、なんてふざけた記事なんだ、とおしかりを受けるかもしれません。
が、実は、「愛人手当を経費で落とす方法」には、会計テクニックの粋がつまっているといえるのです。だから、これを知ることは会計テクニックの本質を知ることにもなるのです。
中小企業にとって、自分の家族や身内を会社の中に入れることは、有効な経営戦略だといえます。信頼のおける人材を確保するという面でも、身内に利益供与をし、所得を分散して節税を図るという面でも、とても大きいスキームです。
しかし、身内を社内に雇い入れた場合には、税務署の目は非常に厳しくなります。身内を雇い入れることで、不当に税金を逃れているんじゃないか、ということです。
その追及をかわすためには、一定の手順を踏んでおく必要があります。その手順は、「愛人手当を経費で落とす」ことで学べるのです。
愛人手当を経費で落とすことができれば、身内への利益供与を経費で落とすことなど、わけなくできるのです。ということで、あまり堅く考えずにお付き合いください。
「愛人への給料」の適正相場は?税務署はココを見る
「愛人手当を経費で落とす方法」は、大まかにいって三つのルートがあります。
一つは、社員(もしくは役員)にする方法です。もう一つは、業務委託をする方法です。最後の一つは、キャバ嬢に情報提供料を払う方法です。
まず社員にする方法からご紹介しましょう。これは、ごく簡単です。キャバ嬢を自社の社員にして、給料という形で愛人手当を支払うのです。
自社の社員であれば、給料を出してもおかしくありませんし、当然のことながら給料は会社の経費として計上することができます。ただし、気を付けなくてはならない点があります。それはーー(※全体7,800字を約1,200字に抜粋・再構成して掲載/メルマガでは「忘れがちな税金還付」「なぜ世襲議員は相続税を払ってないのか?」の各セクションを含む全文をご覧いただけます。残約6,600字)
この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ
image by: chaponta / Shutterstock.com