【有田芳生×多田文明 Vol.3】爆笑問題・太田光が擁護する統一教会の不都合な真実。軍事訓練、赤報隊事件、日本破壊計画の深層

2022.12.27
by gyouza(まぐまぐ編集部)
 

元信者だから語れる「合同結婚式」36万組の真相

多田:今特に、二世の子の話を聞いているとあまりにもひどくて。何がひどかったかって言うと、自分が一世信者として活動していて、こういう子たちを生み出してしまった。これは胸が痛かったです、さすがに。こういう現実までは読めなかったです。

多田文明氏

多田文明氏

今、韓国にたくさんの女性たちが行っていて、パスポートも取り上げられて帰れない状態になっている。それを外務省が帰ってくるようにしたい、みたいな話が出てきていますけど、色々なものを見ていると「自分たちで行ったんじゃないか」っていうような発言が多いんです。そうしたコメントをする方もいるんですけど、そうじゃないってことを、いつもワンクッション入れて話しています。私もそうですけど、バレーボールだって、正体を隠されていつのまにか入っちゃって、教義を植え込まれて。特に韓国に行った人は、多分36万双の方が多いんではないだろうかと。

有田:36万双っていうのは、36万組の合同結婚式という意味で、1995年なんです。92年が桜田淳子さんたちで、3万双。3万双だから、6万人っていう。6万人もいなかったでしょ。

多田:いないと思います。

有田:36万双とか、とにかくホラ吹くんです。

多田:例えば私の92年の時は、「日日」といって日本人同士が多かったんです。そのあと仙台教会に戻って36万双の時には、女性が韓国人の男性に嫁ぐっていう形の祝福(合同結婚式)がすごく多くて、みんな本当に悩んでいました。

有田:「双」っていうのは双子の双。お互いにという意味で、36万双っていったら、72万。100万人近く。ありえない話。

内田:私も合同結婚式の報道をとってもよく覚えていて、ただあれ以降あまり聞いてなくて、でもその時代のそういったことをずっと知らない時代も、広がってきていて、拡大してきていたのが統一教会だったということですよね。

銃まで輸入・販売していた過去

有田:色んな身近な物を売っているということもあり、街頭のアンケート、印鑑、それから珍味売りだけではないんですよ。

多田さんに聞きたいんだけど、1960年代の終わりなんだけれども、韓国の「統一産業」っていうのがあった。「統一産業」から「統一重工業」になって、散弾銃も作っていたんです。で、60年代の終わりに散弾銃を2500丁輸入しているんです。この日本に。信者たちが、北海道から鹿児島まで全国で銃砲店を営んでいたんです。さらに1万5000丁を輸入しようとして、それが73年の衆議院の内閣委員会で問題になって「散弾銃なんてそんなに輸入して何やるんだ」って言って輸入できなくなったんですが、そしたら今度は統一産業が空気銃を作り出した。これに対して国会で政府が答弁しているんだけど、空気銃はやっぱり1万5000丁輸入しているんです。空気銃は狩りなんかに使うから輸入できちゃったんだけど、統一産業が作ったその「鋭和3B」という空気銃は、10m離れた所で2cmの木の板を貫通するんです。

内田:凄い威力ですね。

有田:それを信者たち1000人に持たしてくれみたいな計画もあったりして。だから単に霊感商法とか、信者のひどい献金とか、今の二世の問題とか、政治家との関わりだけではなくて、そういう散弾銃・空気銃の販売もしていた。今でも例えば、名古屋にガンショップがあるんだけれども、それも統一教会の関係なんです。そういうのは多田さんが中にいるときには聞かなかったですか?

多田:それは言わないです。さすがに銃の話をしたら、これは内部用語で「躓く(つまずく)」って言い方するんですけど、そういう話は一切出てこないです。ですので、今みたいな話で銃を売っていたとかっていうのは、やっぱり辞めて初めて知る情報でした。

内田:信者は中にいて、知らされてないことが本当に多くて、そのまま信じちゃっている感じなんですね。 

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