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浜田雅功と小川菜摘の「卒婚」に祝福の声。熟年夫婦の別居が「羨ましい」3つの理由とは?

オシドリ夫婦として知られたダウンタウンの浜田雅功と小川菜摘が別居中だと16日のFLASHが報じている。報道によると、小川が東京・成城の大豪邸を飛び出し、都心の超高級マンションに一人暮らしをしているという。記事には「仮面夫婦」や「小川の逆襲」など、浜田夫婦に関する不穏なワードが並んでいる。しかし、ネット上では浜田に対して、あまり批判的な声はあがっていない。むしろ2人の夫婦関係について「羨ましい」の声が大多数を占めているようだ。いったいなぜなのだろうか?

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浜田・小川夫婦は「仮面夫婦」なのか?

FLASHでは、2014年に報じられた浜田のグラビアアイドルとの不倫騒動を取り上げながら「仮面夫婦」だの「修羅場はあった」だのと不仲説を煽る一方で、小川が家を出てマンションで一人暮らしを始めた理由を、最近になって女優業に復帰した小川が舞台のセリフを覚えるためだとしている。

つまり、小川は舞台のために一時的にマンション暮らしをしているだけで、夫婦仲が悪くなったことによる別居ではないとみられる。

昨年の小川菜摘の公式ブログ「小川菜摘のLove Blog」を見ると、毎日2投稿というハイペースで更新し、豪邸での料理や愛犬の様子を伝えている。

家庭料理のほとんどが大ボリュームで、小川が「おやびん」と呼ぶ浜田のために作った手料理である。

小川のブログで家庭の話題がほとんどなくなったのは昨年10月頃からで、年末は劇団600歳の会「迷惑な季節」、年始は鄭義信作・演出「歌うシャイロック」の稽古や舞台の様子ばかりになっていた。

その間も、夫婦の結婚記念日を祝ったり、小川の還暦を祝う会を開催したり、舞台には浜田の差し入れがあったりと、夫婦が不仲である様子はみじんも感じられない。

バラエティタレントのように見られがちな小川だが、昨年末に亡くなった渡辺徹さんとは文学座の研究生の同期で、もともと役者志向だった。

50歳になって2人の子どもの子育てが落ち着くと、舞台やドラマなど女優としての活動を本格的に再開している。

「別居」というワードで釣るFLASHの記事も、最後は「アラ還夫婦には、これぐらいの距離感が、ごっつええ感じ!」などと肯定的に締めている。

浜田夫婦は、大豪邸とは別にそれぞれマンションを所有しているようで、互いの自由を保ちながら、肝心なときにはすぐに集まれる関係を築いているようだ。

浜田夫妻の実践する「卒婚」ってなんだ?

浜田夫妻は、意識的なのか無意識なのか、最近よく耳にする「卒婚」を実践していると見られる。

卒婚とは、いわゆる離婚や別居とは違い、籍を外さないまま、お互いに干渉せず、自由に住む場所を変え、思いっきり趣味や仕事に没頭することだ。

どこまでが自由で、どこまでがダメであるかの線引きは、夫婦それぞれによって変わってくるだろう。

たとえば、お互いに「恋愛は自由だ」と約束していれば、他の相手と交際することも許されるだろう。これは夫婦間で同意を得られているのであれば問題ないというわけだ。

新婚ホヤホヤで、相手に対して愛も嫉妬もある時には全く考えられない夫婦のスタイルだが、長い年月を経て経済的にも余裕が出て、夫婦関係を冷静にみることができるようになると、こうした選択もできるようになるのかもしれない。

この卒婚には、「家庭内卒婚」「週末卒婚」「別居卒婚」の3種類があるそうだ。

このうち「別居卒婚」は、生活費が2重になるので経済的にハードルが高いが、家庭内卒婚、週末卒婚ならまだ現実的だろう。

つまり、ネットユーザーが浜田夫妻を羨ましいと思うのは「お互いに干渉しない」「住む場所も自由」「お互いの仕事を尊重する」という、この3つを実践できる経済力と夫婦愛があるからこそではないだろうか。

明暗わかれた「とんねるず」。石橋と木梨、離婚と円満の違いとは?

「適度な距離」というものは難しい。

本当に愛想を尽かされてしまったら、とんねるずの石橋貴明と鈴木保奈美のように熟年離婚となってしまうだろう。

石橋夫婦は2021年に離婚を発表した。鈴木が語った離婚理由は「子育てが一段落したから」ということだった。

「子育てを終えた後に、家庭で夫と二人きりになるのは嫌だ」と思ったのだろうか?

鈴木は離婚後、本格的に女優活動を再開している。

今でこそ、YouTube「貴ちゃんねる」によって復活を遂げた石橋だが、当時はテレビのレギュラー番組がゼロになり、芸能界引退の危機を迎えていた。

世のアラ還男性も60前後は定年を控え、仕事のキャリアも一段落つく。

一方、妻の方はアラ還を迎えても、小川や鈴木のように「次のステップ」に向けて意欲を燃やす人が多い。

石橋のように見事転身できればいいが、60歳以降の人生を考えていない夫が、定年になってじっと家にいるだけなら、妻にポイ捨てされてしまうだろう。

とんねるずが一気にテレビのレギュラー番組を失ったのに対し、ライバルのダウンタウンはずっとテレビの中心であり続けている。

そんな石橋に対して、木梨憲武と安田成美夫婦は円満のようだ。

木梨の方が安田にぞっこんのようで、2019年に発表された楽曲「I LOVE YOUだもんで。」では「成美さん love」「My エンジェル」を連呼している。

ここまで恥ずかしげもなく愛を連呼したら、「しょうがないからずっと一緒にいてやるか」と、妻も思ってくれるのかもしれない。

木梨夫妻はまた浜田夫妻と違った意味で理想の夫婦像なのだ。

普通は妻が夫に愛想を尽かすパターンがほとんど

しかし木梨夫妻のように、何もかもピッタリ、ずっと一緒にいても平気という夫婦の方が珍しいのではないだろうか?

ほとんどの夫婦の場合、仕事の取り組み方、趣味嗜好がどこか食い違っており、たまに一緒にいるのはいいけど、ずっと一緒にいたら苦痛になる。

これは、特に妻の方が顕著だろう。

還暦を過ぎて、家に一緒にいる時間が長くなると、さらに苦痛になり、妻が逃げ出してしまう可能性は高くなる。

妻の側からみても、浜田のように妻のライフワークを認めて、後押ししてくれるような夫は理想的だろう。

アラ還男性は、浜田や木梨のような妻への接し方には学ぶところが一杯あるはずだ。

image by: 浜田雅功小川菜摘プロフィール(吉本興行)

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