最強のカリスマ性と人心掌握術。田中角栄から教わる「人に好かれる極意」とは

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対人コミュニケーションが難しいと感じる人の多い現代だからこそ、心に留めておきたい言葉があります。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、巧みな人心掌握、カリスマ性でいまだにブームが起きる田中角栄氏の処世術をまとめた一冊です。

田中角栄に学ぶ、仕事と人生の極意とは?⇒『田中角栄名言集』

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田中角栄名言集

小林吉弥・著 幻冬舎

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、田中角栄のリーダーシップと処世術を、名言から学ぶ一冊。

著者は、政治評論家で、歴代政治家のリーダーシップ論に定評のある小林吉弥(こばやし・きちや)氏です。

小林氏は、1969年に田中角栄元首相の取材に初めて携わって以来、四半世紀にわたり、田中角栄氏を取材。

最大141人に及んだ田中派議員の大半を含むのべ1,000人ほどに取材し、記事を書いてきました。

本書では、そんな著者が、田中角栄氏の名言を見出しにし、そこに秘められた気配りや人身掌握術を紹介。

もともと、セブン&アイ出版から刊行されていた『決定版 田中角栄語録』を大幅加筆・修正したものですが、著者の丹念な取材の成果か、ライブ感あふれる読み物に仕上がっていると思います。

1章では、「なぜ、人は動くのか<凄絶「気配り」編>」として、田中角栄氏の気配り術とエピソードを紹介。

続く2章では、人に好かれる極意を紹介しています。

3章、4章では、リーダーシップの極意と、人材育成の秘訣をそれぞれ紹介しています。

5章では、<田中角栄もビックリ!圧巻の「処世名人」列伝>として、田中角栄以外の人身掌握の達人の言葉を紹介。

具体的には、後藤田正晴、野中広務、三木武吉、佐藤栄作、竹下登、梶山静六、金丸信、川島正次郎、森喜朗、渡部恒三、鈴木宗男、春日一幸、幣原喜重郎、小沢一郎、石橋湛山の15名の言葉が紹介されています。

到底ここまでできる自信はありませんが、田中角栄氏の細やかな気配り、人を立てるためのストイックさは、ビジネスパーソンも学んでおいて損はないと思います。

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