黄砂でも大ウソ。汚染物質をバラまきながら責任転嫁する中国が世界を滅ぼす

Beijing,,China.,15,March,2021.,The,Worst,Sandstorm,In,10
 

北京の大気汚染指数を最悪レベルに陥れ、13日には東京でも観測された過去最大級の黄砂。習近平政権は自らの責任を決して認めませんが、その原因を招いたのは中国共産党と言っても間違いないようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、黄砂問題の元凶が中共による国土の砂漠化と、経済発展による里山の破壊にあると指摘。中国政府が主張する「自然現象説」「モンゴル元凶説」がウソであることを暴いています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年4月12日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

汚染物資も付着する過去最大級の黄砂。世界を滅ぼす中国の責任転嫁

【黄砂】北京で汚染レベルマックス 12日は日本にも飛来「大陸の汚染物質が一緒に…」

中国で過去最大の汚染レベルの黄砂が発生、4月12日からこの汚染黄砂が日本に飛来するというニュースが報じられています。

この黄砂については、台湾でも大きく取り上げられ、中国北方では999という最大数値レベルの大気汚染が発生していると報じています。新疆、内モンゴル、寧夏、山西、河北、北京、天津、山東から上海あたりまで南下して広範囲に黄砂被害が発生しているようです。

華北地區空品再度999爆表 鄭明典:今年中國沙塵暴有點多

ちなみに、かつての黄砂飛来のときには、「PM2.5」という言葉がよく使われました。PM2.5とは、微小粒子状部室のことであり、直径2.5マイクロメートル以下の小さな粒子のことです。ですので、黄砂の粒子も2.5マイクロメートル以下であれば、PM2.5になります。

PM2.5は、粒子が非常に小さいため肺の奥まで入りやすく、ぜん息、気管支炎、肺がん、不整脈などの影響が懸念されています。加えて、黄砂には中国大陸の大気を漂う汚染物質が付着して飛来する可能性が高いため、さらに健康被害が拡大する恐れもあります。

12日から黄砂大量飛来か 濃度高いおそれ 大気汚染物質を含み健康被害に注意

PM2.5の拡散予想によると、4月12日から本格化して、16日ごろにはさらに濃度の濃いPM2.5が日本に飛来しそうです。皆さん、十分に注意してください。

PM2.5 拡散予想

この黄砂について、中国は「中国だけの責任ではない」と反論してきました。中国国内での黄砂の40%は国外からやってきており、そのほとんどはモンゴルからだと主張しています。また、「黄砂は自然現象だから、もともと仕方がないものだ」という意見も少なくありません。

大規模黄砂「中国だけの責任ではない」―中国メディア

黄砂やPM2.5の被害は韓国にも及んでいますが、とくに韓国側が中国由来の大気汚染だと主張すると、たいてい中国側は「根拠がない」「また韓国が中国の責任にした」などとよく真っ向から否定します。かつての属国から文句を言われるのが気に食わないのでしょう。

また、このようなときに主張するのも、「モンゴル元凶説」です。とにかく黄砂はモンゴルで発生していると、原因をモンゴルに押し付けています。

韓国の大気汚染 中国外務省が改めて責任否定「根拠ない」
「韓国メディアがまた中国のせいに」=過去10年で最悪の“黄砂”めぐり中国メディアが不満

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