しかし、島根県松江市にあるケーキ屋さんは、ユニークな方法で売れ残りの販売に成功しています。
その秘密は、お店の横に置かれた自動販売機にあります。
売れ残りが出た日のみ、閉店後、1個500円程度のケーキを2個500円とし、中身が見えないカタチで、自動販売機で売っているのです。
つまり、何が出るかわからない、ガチャポン方式です。
「SDGsな訳ありケーキガチャ」と命名。
お客さまからは、「お買い得で嬉しい」「中身が分からないから、ワクワクする」と、大好評となっています。
これにより、売れ残りを廃棄することもなくなったそうです。
また、自動販売機の導入により、閉店時間を1時間繰り上げることができ、しかも、月4日だった定休日を月9日に増やすことができました。
休みを増やすことでの客離れを心配したものの、自動販売機の集客効果で、売り上げはほぼ変わっていません。
従業員の働き方改革にも繋がったのです。
単なる値引き販売ではなく、“ガチャポン”に目をつけたところが、素晴らしいアイデアです。
食品ロスの削減や収益アップのために、他のケーキ屋さんも真似すべきではないでしょうか。
他の取り組みとして、いろんなお店の売れ残りケーキを急速冷凍し、アウトレット商品として、ネット通販している会社もあります。
これなら、賞味期限も関係なく、食品ロスはさらに削減できます。
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