朝起きてから仕事に取り掛かるまで、あなたはどのような過ごし方をしていますか?今回のメルマガ『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者、石川和男さんは、朝の時間を有意義に過ごすために家でやってはいけないことを語っています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。)
朝やってはいけないたったひとつのこと
朝時間、あなたはどのくらい活用できていますか?
朝を有効かつ有意義に過ごし、良き1日のスタートを切るために、出社前にやってはいけないことがあります。
それは、朝の情報番組を見ること。
朝の情報番組は、殺人、傷害事件、いじめ、自殺、虐待、災害、事故、戦争など、ネガティブな情報で溢れかえっています。ネガティブな情報を浴び続けるとどうなるか。その影響を受けて、こちらまでネガティブになります。
考え方や物事の見方の癖に影響を与えてしまい、理想的な心の持ち方からは遠ざかってしまいます。
朝からネガティブ情報のシャワーを浴びても、良いことは1ミリもありません。会社についても、快活に振る舞えず、仕事のスピードも落ちることでしょう。
以前に読んだネットの記事で、腑に落ちた話があります。うろ覚えですが、趣旨は次のような話です。
男性が、知人からこういわれます。
「大変です。あなたのお子さん、トラに襲われましたよ!」
もちろん、そんな話を信じるわけもなく、男性は答えます。
「まさか、そんなことがこの日本で起こるわけがないじゃないですか!ハハハ!」
その後、別の人が男性にいいます。
「大変です!あなたのお子さん、トラに襲われましたよ」
「そんなことあるわけないですよ」
と答える男性。そうこうするうちに、3人目の人がやってきて、こういいます。
「あなたのお子さんが、トラに襲われましたよ」
最初は笑っていた男性も、3人に続けて同じことを言われると、「もしかしてほんとに?」と、少しずつ信じてしまい、不安になる。そんな話でした。
つまり、どんなに信じられないような情報でも、三度聴くと信じてしまうという話です。
これが三度どころか、毎朝、毎朝ネガティブな情報を浴び続けていたら、いつしかそのネガティブな情報を受け入れ信じてしまうのです。そして、物事をネガティブに捉える癖がついてしまいます。
心の持ち方がネガティブなものに変化していかないように工夫が必要です。朝の情報番組は絶対に見ない。ネガティブ情報が溢れているテレビはリビングにおかない。
私の知人の女性は、一人暮らしを始めた学生時代から、ずっとテレビを持たない生活をしていました。その後、コンサルタントとして起業し、結婚した今も、テレビ番組はパソコンで自分が見たいものだけを見るようにしているそうです。
ただし、家族がいて、リビングにテレビをおかないのは無理という家庭もあるでしょう。そんな場合は、朝だけテレビを見ないと家族で決め、ネガティブ情報番組との縁を切るようにしましょう。
さらに、ワンランク上を目指すなら、テレビを見るかわりに、自分の現在と未来に影響及ぼすことをする時間に変えてしまいましょう。ーー(メルマガ 石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』2023年5月11日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)
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