成功する企業の経営者は、なぜ「大きな失敗」を怒らないのか?

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ここで少し“失敗”のタイプについて、さらに整理しておきますと。

“失敗”には二つのタイプがあり、一つは成果に寄与しない「ムダなロス」で、もう一つは、企業が飛躍するための起爆剤としての「必須な失敗」です。

基準がなく目標やビジョンや反省を持たない失敗は、消耗しかもたらさず、反して成長のための前向きな失敗を生かしてやり通せば、総じてイノベーションの契機となり企業の飛躍をももたらす可能性を持ちます。

では、どうすればこの2つの失敗を効果的にマネジメントすることができるのか。

一つは、ムダな失敗(ロス)については、これを組織全体として徹底的に排除して生産性と品質を高めて、これによってコスト・ダウンをはかるのです。

もう一つは、飛躍的な利益を得るために、失敗を恐れずむしろ推奨して新たなもしくは競争優位な効用(商品・サービス)をつくり上げるのです。

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戦略経営のためには、各業務部門のシステム化が必要です。またその各部門のシステムを、ミッションの実現のために有機的に結合させていかなければなりません。それと同時に正しい戦略経営の知識と知恵を身につけなければなりません。ここでは、よもやま話として基本的なマネジメントの話も併せて紹介します。

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【著者】 浅井良一 【発行周期】 ほぼ週刊

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