地方の「お土産地ビール」の可能性は?人気コンサルが厳しい見解

 

少し昔なら地ビールは珍しかったですが、今は全国津々浦々に地ビールが溢れています。わたしの近所にも「深大寺ビール」がありますが、正直何度も買ってリピートしたいとは思えないレベル。きっとコンサルティング会社や代理店などがパッケージだけ変えて作るような商品提案をしているか、地元の酒造がにわか仕込みで作っているのだと思いますが、珍しくもたいして美味しくもない地元のビールがあっても、せいぜい気まぐれで1本買って帰る人がたまにいるくらいでしょう。正直、いろんな地ビール飲みましたけど総じてスカスカ。

それよりは、地元の食材を使ったユニークなお酒の方が買ってもらえる可能性があります。例えば、宮崎ではパイナップルのワインがあったり、奄美では現地の黒糖を使ったラム酒が作って売られています。こうしたユニークなお酒なら、そこら中にある地ビールとは違ってお土産に選んでもらえたり、気に入った人には通信販売で定期的に売れるかもしれません。また、どうしてもクラフトビールを作りたいなら、地元の美味しい食材を使ったBBQや料理とセットにして、その食事に合う地ビールとして出すならまだあるかと思います。

ぶっちゃけ、キリンやエビスなど日本の大手メーカーが作るビールより美味しいビールってなかなか作れないでしょう。それよりは、その地方の個性があってニーズが期待されるお酒を作った方が、勝ち筋はあるだろうと思いますね。要は、美味しくて他にない物を作らないと買ってもらえないということです。

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image by:Ned Snowman/Shutterstock.com

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